狼と香辛料 merchant meets the wise wolf

 この作品は2006年の2月に一巻が刊行された支倉凍砂先生のラノベが原作のアニメです。コミカライズもされていますし、2008年にアニメ化もされてます。今回のアニメ化は3回目で、原作の最初のエピソードから作り直されてます。私は原作も漫画版も未読なので、今回のリメイク作品がそれらに忠実なのかアレンジされているのかは分かりません。ごめんなさい。


 未読ついでに、私は前回のアニメ版も未見なのです。その頃はネット環境が貧弱で配信で見られなかったのですよね。配信はされていたのかな? ちょっと記憶にないです。見られる状況なら見ていたはずなので、多分環境が良くなかったんだと思うんだな。

 と言う経緯もあって、今回が初『狼と香辛料』なのです。


 多分内容を知っている人は多いと思いますが、この作品はバトルや魔法が出ないタイプの異世界ファンタジー作品なんですよね。メインは経済描写。つまり、商人アニメです。

 なので、ぼうっと見ていると訳が分からない内に話が進んでしまうと言う、ながら見厳禁作品なんですよね。まぁ、可愛いホロだけを注目して見てもいいのですが。


 私は初見勢なのですけど、絵柄の比較とかは動画とかで見ております。2008年版は当時の流行りのキャラデザですよね。個人的に言えば、今作のデザインの方が好きです。どちらのバージョンも知ってる人は意見も違うのかしら? やはり最初の体験は大きいですものねえ。

 制作スタッフは2008年版に関わった人も多く続投しているので、作風的には旧作とあんまり変わらない雰囲気なのかも知れません。予想ですけど。


 聞いた所によると、1話では旧作のアニオリ要素を小説の描写に戻していたのだとか。私は原作未読なので気付けないのですけど、今作では出来るだけ原作通りにアニメ化すると言うのがコンセプトなのかもですね。

 アニメのクオリティは高いです。キャラ崩れもありませんし、描写も丁寧。声優さん達の演技も最高です。とは言え、まだ序盤ですからね。最後までこのクオリティだったら文句の付け所はないです。そうなって欲しいなあ。


 この作品は原作ファンや旧作ファンの人にオススメです。この作品を未見で最近の異世界ファンタジーに飽きている人にもいいかな。当然、ケモナーの人にも。

 ただ、チーレムではないので、そう言う作風の好きな人には向かないかも。メインテーマが経済なので、アニメを見るのに頭を使いたくない! と言う人にも不向きかも知れません。


 私は初見勢なのもあって毎週楽しみに見ておりますよ。面白いです。旧作が国内外で人気になったのも分かるなぁ。

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