勇気爆発バーンブレイバーン
この作品はサイゲームスが企画・原作、大張正己氏が監督、サイゲームスピクチャーズが制作するオリジナルロボットアニメです。ちなみに、サイゲームピクチャーズ初の完全オリジナル作品なのだとか。
サイゲが関わったアニメはゲーム原作モノ以外はユニークな作品が多く、このバーンブレイバーンも邪道に振り切った面白ロボアニメでした。1話のとんでもないどんでん返しから最終話の怒涛のお約束てんこ盛りまで、毎週すごい密度でしたよね。すごいすごい。
ネタバレしちゃうとですねえ、この作品はシリアスリアルロボの演習から始まってますけど、スーパーロボの系譜なんですよね。バトルシップ張りに他の星からのメカが襲ってきて、人類の技術では太刀打ち出来ない! そんな状況でスーパーロボが空から主人公のイサミのもとに降りてきて供に戦うと言う流れです。
勇者シリーズのようなタイトルなのも、そこでスッキリしましたねえ。ブレイバーンが最初からイサミを知っていたのも新鮮でしたわ。勿論それも伏線だったりするのですけど。
で、それだけでも邪道なのに、そこからも人の話を聞かないブレイバーンが話題になったり、敵幹部のデスドライヴズが人間を動力のコアにしている事が分かったり、デスドライヴズが理想の死に様を求めて暴れている事が分かったりと、他のロボアニメでは見られない設定が数多くあって最後まで飽きさせませんでした。熱いOPもはだける漢2人のねっちょりEDも話題になりましたよね。
本当に1クールで終わるの? って思ってましたけど、マジで1クールで描ききったのも流石でした。最高だぜ、このアニメ。
ロボアニメなので、ロボアクションも魅力的でした。大張監督アニメなので、その辺りも全く抜かりはなかったぜ。展開はギャグでもバトルは真面目。ブレイバーンかーっこ良い! 敵のデザインも秀逸でした。
先の読めない展開に畳み掛けるギャグ。勇者シリーズを履修していた人達は、みんなこのアニメに夢中になったのではないかと思います。私もその1人ですよっ。
アニメのクオリティは高かったです。作画崩れもなかったですしね。テンポも演出も良かった。流石はガチャで得た資金をジャブジャブと注ぎ込んで作られただけはあります。とても贅沢な作品でした。
地味なイサミが最後にかっこよくなったのも良かったなあ。
この作品はかつて勇者シリーズが好きだった人、熱血ロボアニメが好きな人、BLっぽい展開が好物な人にオススメです。ギャグアニメに飢えていた人にも勧められるかも。
真面目なロボアニメ以外認められない人とか、ロボアニメに興味ない人には勧められません。そう言う人は見ないとは思いますけど……。
私は毎週楽しく見ていました。最高に面白かったです!
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