明治撃剣ー1874ー
この作品は『クランチロール』の企画による『つむぎ秋田アニメLab』制作のオリジナルアニメです。作品の舞台はタイトルにもある通り、1874年の東京。そこに戊辰戦争の因縁による政府転覆の動きがあり、それをどうにか阻止しようって物語になりますね。
アニメのクオリティが微妙なのは、制作会社がちょっと聞き慣れないところだったからなのかしら(汗)。
クランチロールは日本のアニメをアメリカで配信してる会社ですよね。最近はよく日本のアニメに関わっております。ま、ソニーの系列会社なので、日系企業とも言えるんじゃないんかな。
とは言え、クランチロールが主導でアニメ制作に関わるのは珍しい気はしますね。で、調べたら割とそうでもなかったです(汗)。
話を戻すと、このアニメって明治初期の世界を舞台に剣を持った登場人物達が政府側と反政府側に別れて戦うと言う筋書きなんですよね。この流れを見て何かを連想する人は私だけじゃないと思います。
そう、それは『るろうに剣心』。情報サイトで作品の概要を知った時は、劣化版剣心になるんじゃないかと思ったんですよ。
実際はどうだったか。主人公がそこまで強くなかったので、剣心ぽさは薄かったですね。話の流れで言うと、物語に絡む勢力が複数あるのでちょっと複雑な感じになっております。最初は誰がどの勢力かよく分からんかった。
分かってくるとそれなりに楽しく見れるようになったのですけど、色々と報われないキャラが出てくるのですよねえ。突出した強者がいない分、泥臭い展開が続いております。
全10話みたいなので後1話(※執筆時)なんですよね。どう言う落ちになるのか楽しみです。公式サイトの声優インタビューによると、アフレコから本放送まで時間がかかったのだとか。これはマジで制作に時間をかけたのか、出来上がったけど色々あって放送が出来なかったのか……。どっちなんだろ。
アニメのクオリティがそこまででもなかったので、判断の難しいところです(汗)。
アニメのクオリティはちょっとよくない感じですね。何て言うか……作画がね、うん。アクションも何をしているのか分かると言うレベルです。悪くはないですけど、悪くはないと言うだけ。
までも、物語にのめり込めばあんまり気にならなくなるかも知れません。
この作品は、明治時代を舞台にした作品が好きな人、その時代の群像劇が好きな人にオススメです。陰謀うごめく話が好きな人も楽しめるかな。
タイトルから派手な剣技とかを期待した人はガッカリするかも。必殺剣みたいな演出はないですからねえ。そう言う話ではないですし。
私はそこそこ楽しんで見ております。見てみると意外に面白いんだなこれが。
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