治癒魔法の間違った使い方
この作品は、2014年の3月から小説家になろうにて連載中で、2016年の3月から書籍が刊行中のくろかた先生のラノベが原作のアニメです。当然コミカライズもされておりますね。私は原作も漫画も未読なので、アニメが原作通りなのか、アレンジされているのかどうかは分かりません。ごめんなさい。
原作の連載開始がほぼ10年前(※執筆時)なので、アニメ化までに結構時間のかかった作品ですね。だからでしょうか、物語の展開はそこまでテンプレ要素がないのが逆に新鮮です。チーレムでもないですしね。
とは言え、2014年時点でもチーレム作品はあったはずなので、そう言う展開へのアンチテーゼ的な意図で書かれているのかも知れません。
タイトルは『治癒魔法の間違った使い方』なのですけど、作品を見る限り、どこも間違ってはいないんですよね。先にもっと間違った使い方をしている『回復術士のやり直し』を見ちゃったからなあ。アレを超える展開にならないとタイトル負けしているとしか……(汗)。
原作の連載は『~間違った使い方』の方が先だから、タイトル負けするのは仕方ないか。
物語の展開は、巻き添え召喚パターンですね。一般人枠で転移させられた主人公が、調べてみたら本人にも才能があったと言う。それが治癒能力で、強引なボスにさらわれて地道に努力して能力を鍛えていくと言う脳筋スタイルな流れです。
このある種オーソドックスな流れが好評みたいですね。まぁ成長スピードは無茶早いんですけど。そこはラノベだからね。テンポ良くないとね。
成長スピード以外はハーレムでもないし無双でもないし、そのあたりに媚びていないのはいいですね。マスコットで子熊の魔物が仲間になるのもいい感じですし。ヒロイン候補が少ないのもいいな。
主人公が勇者じゃないので勇者の使命に囚われていないのも、その勇者とも仲がいいのもこの作品の特徴かな。ギスギス要素がないっていいね。
アニメはこれから魔王軍と戦う流れで、ここから話がどう転んでいくのか楽しみです。きっとここからが本番なのでしょうね。
アニメのクオリティは高いです。作画崩れもないですし、演出も分かりやすい。アクション的な見せ方は魔王軍との戦いでハッキリすると思いますけど、手抜き演出じゃなきゃきっと失望する事はないんじゃないかな。
今のところ、クオリティ的な不満点はありませんね。
この作品は原作ファンや、ちょっと変わった異世界ファンタジーが見たいと思っている人にオススメです。結構王道的な展開をするので、そう言う作品が好きな人も気に入るんじゃないかな。
逆に、チーレムが好きな人にはあんまりオススメ出来ないかも。各地を旅するような冒険する話でもないですしね。
私は毎週楽しく見ております。個人的にはオススメしますよっ。
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