スナックバス江

 この作品は『週刊ヤングジャンプ』2017年33号から連載しているフォビドゥン澁川先生の漫画が原作のアニメです。私は原作を読んでいるので、しかも結構好きな原作なのでアニメも楽しんで見ております。

 とは言え、単行本を持っている訳でもないし、読み始めたのは途中からだったのでアニメ放送中の序盤エピソードは全く知りません。なので、アニメが原作に忠実なのか、アレンジされてるかは分かりません。ごめんなさい。EDの下りはアニオリですね。まぁ、そこは見りゃ分かるか。


 作品の内容はスナックが舞台で、そこでママ達とお客さんのやり取りを描くと言うもの。原作ファンからはテンポが遅いと言う評価もあるのですけど、実際のスナックでのやり取りに近い風に演出するとあんな感じになりそうな気がします。まぁ、私もスナックは昔の会社の忘年会の二次会くらいしか経験がないのですけどね。

 漫画は自分のペースで読めるから原作ファンはアニメの1.5倍速くらいのスピード感で読んでいるのだろうと予想します。


 私も初見はちょっとテンポが遅いかなと思う事もあるのですが、リピートするといい感じなんですよね。感じ方は人それぞれなので、この辺は難しいところです。監督はギャグアニメを多く作ってきた方ですから、ギャグ漫画の監督は得意分野なのですけどね。う~ん。

 ま、合わない人は合わないのでしょう、しゃーない。監督はアンチとレスバしてるって話ですけど、つまり熱意のある方なのですね。現役の獣医さんでもあるので、あまり余計な事で熱くならないで欲しいと思うのですが……。


 この作品は、監督の熱意でアニメ化したのですよ。スポンサーも中々見つからなかったり、放送にこぎつけるまでのドラマも熱いのですよね。だからこそ、アンチのノイズは徹底的にスルーして欲しかったな。私はこのレスバを目撃していないので、今は落ち着いている事を願うばかりです。


 スナックでの雑談と言う動きなのない作品なのでフラッシュアニメみたいな作風なのかなと思ってアニメを見たら、CGアニメだったのにはビックリ。その分、動きが結構細かいところもあったりします。今作がCGアニメなのは、ハイスコアガールがCGアニメになった理由と似ているのだろうなあ。

 アニメのクオリティは普通ですね。特殊な作風なので、これ以上にもこれ以下にもならない気はします。原作の雰囲気は上手く表現出来ている気はしますね。声優さんのキャスティングは皆さんピッタリ合っている気がします。


 この作品、スナックが舞台なのでEDが各キャラによるカラオケなんですよ。カラオケなので既存の曲なのですけど、そのカラオケに使われる映像もオリジナルで作っているっぽいです。無駄に凝ってる……。選曲もスナックっぽい感じで、微妙に古かったりね。それと、歌い方も素人が歌っている風に歌っているのがリアルなんですよね。これはよく考えられてるなあと思います。

 逆にOPがすごくかっこよくてギャップがスゴイ。狙ってるのでしょうけど。ポプテピピックっぽいなと思いましたねえ。曲調やOPアニメのイカレ具合が似た感じですので(汗)。


 と言う訳で、この作品は原作ファン……は賛否両論みたいですけど、スナックの雰囲気が好きな人にオススメです。大人の日常系みたいな感じなので、刺激の強い作品や頭を使う作品がキツい人にもオススメ出来るかな。

 ストーリーはないので、そう言うのを求めている人には向きません。見終わっても楽しかったと言う感情以外に何も残らないので、何かしらのメッセージが欲しい人にも向かないかも。


 私はこの雰囲気が好きなので毎週の放送を楽しみにしていますよ! 放送後のアフタートーク動画も楽しみにしています。雰囲気がいいんだわこれが。

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