機動戦士ガンダムSEED FREEDOM

 この映画はガンダムSEEDシリーズの集大成になる物語で、映画化の発表から実に17年くらい経ってるんですよね。実際の制作に17年かけた訳ではないと思いますけど、ファンですらもう無理だろと思っていたところにまさかのプロジェクト完遂。2024年の1月26日に公開にこぎつけました。すっげー。


 ちなみに私、SEEDもDESTINYも見ておりますが、内容は極一部の有名になったシーンを除いてすーっかり忘れておりました(汗)。DESTINYの放送が終わってからでも18年経ってますからね。そりゃそうでしょ。

 内容も忘れてるし、別に観ないでもいいかなーって思っていたのですが、何かすごく評判がいいじゃないですか。評判がいいと観たくなるんです、私。


 と言う流れで映画を観に行ったんですよねえ。全く復習していなかったので、序盤の展開はさっぱり意味が分かりませんでした(汗)。まぁそこは分かった振りをして乗り越えていきましたよ。乗り越えられてませんけれども。

 この映画の総合的な感想はネタバレなしには語れません。出来るだけネタバレはせずに語っていきますけど、ちょっとでもネタバレがあるとダメって人はここから先は読まないでくださいね。


 話が分からないのに楽しめたの? って思う人はいると思います。シリーズを全く見ていない人にとっては流石にキツいです。んが! シリーズは知ってる。見てた。でも忘れた。と言う私みたいな人ならば、大丈夫です。楽しめます。面白かったです。

 アニメは見てたけど内容忘れたしついていけないだろうなと思っている方は、恐れずに是非観てください。100%までは行かなくとも、70%は楽しめますよっ。この私が保証します!


 この作品は映画ですのでね、色々な部分が映画クオリティになっておりました。後、映画時間内できっちり決着が付きます。真の決着は次の映画で! みたいなオチにはなっていません。安心出来ますね。

 映画クオリティってどう言うのかと言うとですねえ、変形モビルスーツが変形しまくるんです。戦艦も稼働しまくりです。その辺りの作画コストがリッチ。あの贅沢映像を見るためだけに劇場に通ってもいいくらいです。


 この映画は戦闘シーンの尺がすごく長いです。クライマックスだけ派手な戦闘シーン、みたいな作りになっていません。最初に戦闘シーンから始まり、中盤に事態が大きく動く戦闘シーンがあり、最後にラストの派手派手バトルがあります。まさに序・破・急のメインがバトルなんです。贅沢ですねえ。

 後、特筆すべきは、エグいシーンがとてもエグいと言う事。PG15でいいくらいのヤバいシーンがあります。なんでPG12ですらないのでしょう。不思議不思議。


 そう、映画で描いているのは間違いなく戦争です。呆気なく多くの人が死んでいきます。こんなに殺しちゃっていいの? って言うくらいに死にます。容赦なく死にます。悲しいけど、これって戦争なのよね……。

 上映時間内でケリがつく事で分かる通り、話のテンポはむっちゃ早いです。最後は殺し合いですからね。実際、かなり脳筋の話なんだぜ。


 SEEDシリーズと言えば艦隊戦ですけど、この映画のそれもまたえげつないです。詳しく書くとネタバレになるので書けませんけど、特にラストバトルの艦隊戦はすっごいですよ。是非楽しみにして欲しいところです。

 映画の予告を見た人は知っていると思いますけど、今度の敵はコーディネーターよりもっと高性能な人達です。だからキラ達最強主人公チームも苦戦しちゃうんですよね。まぁそう言う敵を用意しないと映画になりませんからねえ。


 まぁこれ以上語るとネタバレすぎるので最後に一言だけ。どシリアスで殺伐とした作品ですけど、ちゃんと肩の力が抜けるシーンもあります。えっ? って思うようなシュールなシーンもあります。未見の人はそう言うところも楽しみにしていてくださいね。

 それと、この映画のテーマは『愛』です。公式が掲げるテーマとは違うかも知れませんけど。色々な愛の形が示されるので、そう言うところも見どころかなと思います。


 と言う訳で、私からのネタバレなし感想はこの辺で終わります。再度書きますけど、ちょっとでもSEEDに触れた事のある人なら十分楽しめますので、そう言う人にオススメですよっ。

 そう言えば私、1月29日の朝一番に映画を観に行ったんですけどね、その時点で既に入場者特典は貰えませんでした。人気すぎるやろ……。それだけ多くの人が待ち望んでいた映画だったのですねえ。流石はSEEDの映画、人気が半端ねえですぜ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る