佐々木とピーちゃん

 この作品は、2018年の12月4日からカクヨムで公開が始まり、2021年の1月から書籍が刊行されているぶんころり先生のラノベが原作のアニメです。当然コミカライズもされております。原作がカクヨムで読めるとは言え、私は原作も漫画版も未読です。なので、アニメが原作通りなのかアレンジされてるのはか分かりません。ごめんなさい。


 この作品の一番の特徴は、その何でもありなところですよね。異世界モノ、現代異能バトル、魔法少女、他にも話が進むとSF要素も出てくるのだとか。アニメでどこまで話が進むのかは分かりませんけど。

 もうひとつの特徴は、主人公が中年のおっさんでパートナーが異世界の賢者が転生した文鳥と言うところ。小鳥だから空を飛べるし可愛いし肩に乗ってくれるのがいいですね。そもそも文鳥がパートナーと言うところにオリジナリティを感じます。


 話が様々なジャンルのごった煮とは言え、見ていてそこまで混乱しないように物語が進むのもいいですね。今後はどうなるか分かりませんけど。早く魔法少女が活躍するエピソードが見たいなあ。後はお隣に住む女の子。ヤンデレっぽいのがちょっと怖いですが。

 異世界と日本を行き来する話ですけど、最初はそこそこ強いってくらいのバランスもいいな。成長要素がありますものね。異世界で現代の商品を売る展開はボロ儲け出来そうに見えて、そんなでもないって言うのは様々にジャンルを渡り歩く上で大事なところなのかな。


 序盤の商品の交渉シーン、佐々木の社会人経験が活かされていて中年主人公らしさが出ていて良かったです。今後は見られなくなっちゃうのかもですけど。どうなるんすかね。あの顔芸も好きだなあ。

 後はピーちゃんの食事シーン。人間の食べ物を普通に食べてますけど……。まぁファンタジーですし、星の賢者なので何でも食べられるのでしょうね。


 そうそう、1話でのモブ声優さんの佐々木縛りはスタッフの遊び心が垣間見えて受けました。佐々木健介夫妻まで担ぎ出すとは……。こう言うのもアニメならではですね。


 アニメのクオリティはちょっと安定してないかな。いい時はいいのですけどね。ヤバい時は普通にヤバかったです。う~ん、残念。今後、ヤバい回があまりありませんように。現場の皆さん。がんばえ~。

 キャスティングはぴったりでした。佐々木の丁寧な感じ、杉田さんが合ってますよね。ピーちゃんの悠木さんも雰囲気バッチリです。


 この作品は原作ファンや小鳥が活躍する話、中年主人公が活躍する話が好きな人にオススメです。ジャンルがかなり混ざってくるので、そう言う展開が好きな人にもオススメ出来るかも。

 逆に、ジャンルが混ざるのが苦手な人には向きません。恋愛要素も低そうなので、そう言うのを求めている人には合わないのかも。


 私はこの作風が気に入ったので毎週楽しく見ております。展開が読めないのもいいですね。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る