月刊モー想科学

 この作品はOLM制作のオリジナルテレビアニメ。オリジナルなのもあってか、日本語ウィキペディアに該当ページがありません。まぁ内容も色々クオリティがアレなので、それで気合の入ったファンがいないのかも(汗)。

 あらすじはと言うと、舞台はとある国にある街モーストシティ。そこでムーみたいな雑誌を作ってる出版社があって、そこに科学者が相談に来るんですよね。その科学者が持っていたオーパーツが古代文明の遺産だったと言う事で、その遺産を狙う組織とオーパーツの奪い合いになると言うコメディ作品です。


 この作品、色々な意味でチープなんですよね。敢えてチープにしてるのかもと言うくらい。作画クオリティもそうなんですけど、いや、作画はまだマシか。演出とかアングルとかキャラの動きがやっつけ仕事のような低クオリティなんですよ。OLMって作品によってはすごクオリティのものを作りあげてくるのに、どうして……。

 やっぱりオリジナルアニメだから人が集まらなかったのかなあ。


 クオリティがアレでも話が面白ければモチベも維持出来るのですが、肝心のストーリーがすっごい脱力系なんですよ。正直見続けるのが苦痛になってます。ただ、テーマがオカルト関係なので、見た方がいいのかなあと言う義務感で見てますね。オリジナルアニメは出来るだけ応援したいですし。

 でも、個人的には合いませんね。こうやって個別感想を書いていますけど、3話切りするかも知れません。合わないギャグを見続けるのは辛いので(汗)。


 そうですねえ、この作品のノリを一言で言うなら幼児向けアニメです。主人公サイドがしょーもないやり取りでグダグダやっていても敵がしっかりシリアスしてくれればそれなりに見られるんですけど、敵も主人公と同じレベル。こいつぁキツいですぜ。

 きっと私はこのアニメのターゲット層から外れているのでしょう。波長の合う人が見れば面白いのだと思います。


 アニメのクオリティは既に書いた通りです。褒めるべき所は酷い作画崩れがないと言う事くらい。色々と低燃費な作画になっております。きっと予算と納期がなかったのでしょう。手抜きしたらそもそも視聴者がついてこないと言うのに……残念。

 せめてシナリオが面白ければねえ。良かったんだけどねえ。う~ん。


 この作品はゆる~い作風の話が好きな人なら楽しめるのかも知れません。後、作中のギャグの波長が合う人なら。それ以外の人には全くオススメ出来ません。厳しいですね。

 私もちょっとキツいです。題材自体は好きな分野だけに、期待したかったのですけどねえ(汗)。

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