ウィッシュ

 ディズニー創立100周年記念映画の『ウィッシュ』観てきました。巷で評価が芳しくなかったので、それらの動画を見ずに鑑賞。映画を観た後に酷評動画を見て納得しました。その視点で見ると確かにヤバい脚本です。

 私が映画を観終わって最初に感じたのは、ミュージカルが過ぎると言うものでした。とにかく暇があったら登場人物が歌って踊るんすわ。ディズニー映画はそんなものとは言え、他のミュージカルディズニー映画よりミュージカルシーンが多かったように思います。


 後、内容について語るとすごくネタバレになるので詳しくは語れませんけど、この物語内だけで完結する物語だと思えば幸せなハッピーエンドに見えなくもないです。現実を持ち出すと別の見方も出来てしまいますけどね。

 までも、物語はミュージカルのおまけだと思えば大丈夫。先の事はその時の当事者がなとかしてくれるんですよきっと。


 などと、映画を観ていない人には意味不明な事を書いてしまいました。ごめんなさい。つまり、映画は一見悪い敵を倒してハッピーエンドっぽい感じになりますけど、実は闇が深いよと言う感じなのです。これ以上は言えやしないよ……。


 内容について触れられないので、アニメの出来とか演出の話にしましょう。この作品はCGアニメなのですけど、今までのディズニーCG映画の中では割とシンプルな造形になっています。悪く言えばチープと言うか。あえてそう言うデザインにしたのかと思ったら裏話ですごい情報が流れてきました。

 何と、この映画って制作期間が4ヶ月で新人メインで作ったのだとか。これが本当なら逆にすごい。かつて日本のアニメの巨匠も短期間で映画を作った逸話がありますけど、それでも半年はかけてましたからね。まぁスタッフ数が違うのでしょうけど。


 後、この映画は100周年記念作だからなのか、今までのディズニー映画のオマージュシーンが100個以上あるのだとか。いくつかそれっぽいなと思った部分はありましたけど、そんなにたくさんあるとはねえ。

 ディズニーファンならそれを探すのも楽しいかも知れません。


 アメリカでこの映画は不人気のようですけど、内容だけが理由じゃないみたいで、ディズニーがイスラエルに肩入れしているのが気に食わんって部分があるとかないとか。政治的スタンスをはっきりさせるのはあの国の特徴ですけど、今回はそれが裏目に出てしまったのですね。


 この映画の話をリアリティで考えると、これはあかんやろと思う人が多く出てくるのもよく分かります。メインテーマの夢は大事なんだよと言うのを、もっとうまく物語に組み入れられなかったのかな。ああ言う物語になってしまったのが今のディズニーの限界なのかも。

 酷評動画を見る前は、まぁ子供向けならああ言う展開もアリなのかなーって感想でした。今は教育上も良くないのかもと考えを改めています(汗)。

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