暴食のベルセルク
この作品は、2017年1月24日に小説家になろうで連載が開始され、2022年2月22日からはカクヨムで連載中の一色一凛先生執筆のラノベが原作のアニメです。原題は『暴食のベルセルク〜俺だけレベルという概念を突破する〜』。文庫版は副題が少し変わります。アニメで副題を入れなかったのは正解かな。
人気作なのでコミカライズもされているのですけど、私は原作も漫画版も未読です。なので、アニメが原作通りなのかアレンジされているのかは分かりません。ごめんなさい。
しかし、ウィキを見るまで原作がカクヨムで連載されているのを知りませんでした。カクヨムって連載作がアニメになると運営からのお知らせで伝えてくれるのですけど、この作品はそう言う紹介をされてましたっけ? 読み逃したかのかも。
あらすじは異世界ファンタジーでのお約束のやつで、ハズレスキルが最強スキル系だったと言うアレです。7つの大罪をネタのするのもよくあるやつですよね。追放やチーレムではないところは独自路線かな。暴食と言うとデブキャラのイメージがあったので、そうじゃない暴食キャラ像は新鮮でした。
一番独自なのは武器の変形ですね。自分の得た経験値を武器に与える事で武器が形態変化すると。これはちょっと新鮮でした。それと、これ系の物語では大抵主人公は不殺を貫くものですけど、悪人を容赦なく殺しているのも最初は驚いたなあ。
ちょっと不満と言うかうまく使いこなせていないと思うのは、主人公の持つ読心スキルですね。すごく便利なスキルなのにほぼ使ってません。もっと使えや! と思ってしまいます。使用武器のグリードと会話出来るのはこのスキルのおかげなので、その設定はうまいと思いましたけど。読心のくせに無言になると読めないのはご都合主義ですなあ。
物語の内容がお約束のやつなので、アニメのクオリティもそこまで高くはありません。普通です。まぁ普通だからこそ気楽に楽しめるのですけどね。物語の展開も淡々と進んでいる感じで、ビックリしたり感動したりは特にないかなあ。これは私の感性が死んでいるからなのかもですが(汗)。
なので、アニメ的にスゴイと言う作品ではありません。悪くはないのですけどね。予算内で無難に作られていると言う感じです。物語の続きが気になったから見続けると言うタイプのアニメかなあ。
この作品独自の要素もありますからね。ハマる人はハマるんじゃないかな。
この作品は原作ファンやこの手のジャンルのファンの人にオススメです。基本ソロプレイの物語なので、そう言う作風が好きな人にもオススメ出来るかも。
異世界ファンタジーとは言え、チーレムではないのでそう言う話が好きな人には向かないかも。チートではあってもハーレムじゃないですからね。
私は毎週楽しみに見ておりますよ。フェイトとグリードのやり取りがいいんだなあ。
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