冒険者になりたいと都に出て行った娘がSランクになってた
この作品は、2017年9月18日から2020年1月21日まで小説家になろうで連載され、アース・スターノベルから全11巻が刊行された門司柿家先生執筆のラノベが原作のアニメです。当然コミカライズもされておりますね。
私は原作小説も漫画版も未読なので、アニメが原作通りなのかアレンジされているのかは分かりません。進みが早いと言う話を小耳に挟んだりもしたので、描写のカットはしているのかも知れませんね。分かりませんけど。
あらすじはタイトルのまんまなんですよね。森の中で女の子の赤ん坊を拾った元冒険者のベルグリフがその子を育てて冒険者に送り出したらSランクにまで成長したと言う話。で、お約束のようにこの娘がファザコンなんですよ。アニメでは娘視点と父親視点を同じくらいの割合で描写しているので、ダブル主人公なのかも知れませんね。
娘のアンジェリンがSランクなら、父親のベルグリフも相当の手練だったりします。血は繋がっていないんですけどね。でもベルは冒険者ランクは低いまま引退したので、持ち上げられると困惑すると言う。ラノベ異世界ファンタジーではありがちなやーつ。
ストーリー展開から言ってもアニメ描写から言ってもクオリティはそれなりの作品です。だからと言ってつまらない訳ではなく、普通に楽しめますね。私は貴族のおねーさんがドレスの裾を持ち上げてツカツカと迫ってくるシーンの動きが気に入って、お気に入り作品のひとつになりました。
父親も娘も強いので安心して楽しめますね。それなりにピンチなシーンもあるのですけど、仲間や先輩に助けられたりして大怪我をしたりと言う事はありません。
この作品の一番の謎は、捨てられていたアンジェの出生の秘密ですよね。まだ若いのにSランクになっているのも、両親がすごく資質のある人達だったに違いありません。ベルに拾われたのもきっと偶然じゃない気がするのですが、どうなのかしら?
きっとその謎が明かされるのは原作でも終盤近くになってからなのだろうな。アニメではまだそこに全く触れられていませんし。魔王と関係があったりするのかしら?
上の方でも書きましたけど、アニメのクオリティはそれなりです。良くも悪くもない感じ。バトルがメインの話ではありますけど、スゴイと感心するほどでもなく、ダメだなと落胆するほどでもないと言う。
声のイメージは全キャラみんな合っていますし、贅沢を言わなければ楽しめると思います。
このアニメは原作ファンや安心して異世界ファンタジーを楽しみたいと言う人にオススメです。チートですけど、ハーレムではないのでそう言う作品が好きな人にはオススメ出来ないかな。ほのぼのファミリーモノタイプのストーリーですので、そう言うのが苦手な人にも合わないかも。
私はほのぼのな展開も好きなので、毎週楽しく見ておりますよっ。今(※執筆時)の展開では不穏な気配もあるので、その伏線も気になって目が離せません。
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