GAMERA ―Rebirth―
この作品は大怪獣ガメラ初のアニメ作品です。1989年の夏を舞台に、突如復活した怪獣達とそれらを迎え討つガメラ。この騒動に巻き込まれた4人の子供達と背後で暗躍する謎の組織。と言った感じで物語が動いていきます。
この1989年って作中では全然言及されていないんですよね。その代わり、第一話で出てくるゲーセンにアウトランの筐体が並んでいたりと、大体の時代背景が分かるようになっています。
何故1989年なのか、どう言う意図があるのかは分からなかったのですけど、ネットを漁るとどうやら『昭和でも平成でもあるから』らしいです。この作品は歴代ガメラのオマージュが散りばめられていますので、なるほどなと納得しました。
私はガメラって好きなんですけど、ガメラ体験は映画館で観た平成ガメラだけなんですよ。昭和ガメラは全然知らないんです。アニメはそれらの知識がなくても楽しめますけど、見ていたらもっと深く楽しめたのかも。
アニメ制作はあまりいい話を聞かないENGI。本作はCGアニメなんですけど、ENGIがCGアニメを作れるとは思いませんでした。外部スタッフが多かったのかもですけど……。裏側の事は分かりませんやね。
見てみると動画の枚数がちょっと足りない気がしたのですけど、制作期間が足りなかったのか、予算が足りなかったのか。ネトフリアニメなので予算はあるんじゃないかと思うのですけどね。真相は分かりませんや。カクカクアニメは最後は見慣れたのかあまり気にならなくなっていました。
ガメラは子供の味方で、本作も子供視点で話が進みます。だからこそ、子供達に見て欲しい作品ですね。見てくれているといいな。ガメラはカッコいいし、頼もしいですからねえ。人間ドララマパートはカクカクアニメでも、バトルシーンは凝ってましたから。
傷つき、苦戦するのがガメラの特徴ですけど、今作もそれをしっかり踏襲していて良かったです。まぁ最後には逆転するんですけどね!
バトルシーンでは歴代ガメラの攻撃法を思わせる演出があってすごく良かったです。ギャオスに対して火球を3連発するところとかね、懐かしくて感動しました。他にも様々な怪獣にガメラは傷つけられて痛々しいんです。
ピンチになって、もうダメだと思わせてからの反撃のバリエーションも豊富で、ガメラって結構多彩な攻撃法を持っていたんだなと感心するばかりでした。
子供達がメインで活躍するから、全員あだ名でしか呼び合わないんですよ。だから本名を全然知らないまま見ていましたね。知らなくても問題ないし。ただ、男の子っぽい名前で呼ばれていたキャラがあだ名だったのは、いいミスリードでした。
今作でもガメラが傷つくと感応してダメージを受ける子が出てきます。それが主人公なんですけど、やっぱガメラはそう言う展開にならなきゃですよねー。うんうん。
今作はガメラファンの人にオススメです。PV見て面白そうと思った人も楽しめるんじゃないかな。怪獣モノですので、そう言う内容の作品は苦手な人にはオススメで来ません。恋愛要素もないですからね。
逆に、厨二病要素はバッチリあるのですけど(汗)。
私はガメラが好きだったので十分楽しめました。アニメになってもガメラのカッコ良さはしっかり再現出来ていましたし。個人的には大満足でしたよっ。
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