ダークギャザリング

 この作品は『ジャンプスクエア』で2019年4月号から連載されている近藤憲一先生の漫画が原作になります。私はスクエアを読んでいるので、原作バッチリ分かりますよ。とは言え、単行本を集めるほどではないので記憶はうっすうす。しかも最新の情報は追っておりません(汗)。

 でも序盤の頃はしっかり読んでいたので大丈夫スよ。アニメも原作と大体同じ感じっぽいです。改変はされているのかもですが、あんまよく分かりません。ごめんなさい。


 この話のジャンルはホラーです。原作はかなり怖く描かれていますので、迫力を求めるなら原作を読んだ方がいいです。マジで怖いよ~。アニメも表現出来るギリギリまで頑張って演出されておりますね。テレビアニメじゃあの辺りが限界なのかな。

 物語の流れをすごく大雑把に説明すると、霊媒体質の主人公けいろうが悪霊を集めて仲間にしているヒロインのよいと供に厄介な悪霊を倒していくバトル作品です。ホラーアクションと言っていいですね。


 普通の現代ファンタジーならカッコい呪文やら武器やらを使ってバトルを繰り広げますが、そこはホラー、もっと気持ち悪くて怖い方法で悪霊を倒しまくっています。結構物理で。序盤なんてバールで悪霊をしばいて倒してますからね。バールて……。

 この作品の特徴は悪霊を使って悪霊を倒すところ。倒した悪霊は夜宵ちゃんの部屋に集められてそこで悪霊同士が殺し合い、強い悪霊のみが生き残ります。そうして手持ちの悪霊のレベルを上げていくのですな。それが作品名の『ダーク悪霊ギャザリング蠱毒』に繋がると言う訳ですよ。一部では闇のポケモンとも言われているのだそうです。


 アニメ制作はOLM。そう、ポケモンと同じところです。制作スタッフこそ被ってはいませんけど、闇のポケモンと呼ばれているから決まったのでしょうか? もしそうでないなら、謎の因縁を感じますねえ。

 アニメのクオリティは高いですよ。原作ほどではないにしても、原作を知らなければ充分に怖いですからね。ホラー演出も結構いい感じです。


 話は怖い系ですけど、キャラは可愛いんですよね。そのギャップもまたいいですなあ。ちょっと造形に癖がある気もしますけど、そう言う原作アレンジはちょっと90年代アニメっぽいです。狙ってそうしているのかしら?


 と言う訳で、この作品は原作ファンやホラー作品が好きな人にオススメです。当然、怖い作品が苦手な人には向きません。チーレム系である訳もないので、それ系の話の好きな人にも向かないかな。

 私は毎週楽しみに見ております。怖いの苦手ですけど、原作も知ってますしね。

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