前のエピソード――ＡＹＡＫＡ ―あやか―

　この作品は講談社タイガから出版されている青崎有吾先生の小説が原作のアニメです。当然のように私は原作を未読。よって、アニメが原作通りなのかアレンジされているのかは分かりません。ごめんさい。

　ジャンルで言えばミステリのようですね。１９世紀末の架空の世界を舞台にした怪奇モノミステリです。妖怪やらモンスター専門の探偵が、各地のモンスター絡みの謎を解決しながら真の目的に近付いていくと言う物語。モンスターが出てくる話なのもあって、バトルシーンも期待出来そうです。

　この作品の良さはやっぱり台詞回しでしょうか。そのキャラクターに合ったセリフがポンポン出てきて、キャラ同士が会話をするだけで楽しいです。会話が面白いと言う事はキャラが立っているって事ですよね。勿論ミステリなので、謎解きも注目ポイントです。これもまたしっかり王道ポイントを抑えているので、実に面白いんですよ。

　後、バトルシーンはまだ余り披露されておりません。ただ、今後は続々とかっこいいシーンが描かれていく事でしょう。それらが見られる日を今から楽しみにしています。

　それとこの作品、どうやらこの時代設定の既存の物語のキャラが出てくるみたいです。シャーロック・ホームズとか。ネット辞書を読むと、他にもルパンやら、オペラ座の怪人やら、切り裂きジャックも出てくる様子。ある意味、それらの作品の二次創作っぽい一面もありそうです。著作権切れてるから好き放題と言う感じかしら？（汗）

　この有名キャラと本作のキャラとのやり取りも今から楽しみですね。きっと愉快なものになりそうな気がします。

　小説版のキャラデザが大暮維人先生なのもあって、どのキャラクターも魅力的に描かれておりますね。キャラ崩れもなく、クオリティも高いです。声もキャラにピッタリ合っていますしね。この質を維持したまま最後まで放送してくれる事を願うばかりですよ。

　２話以降は舞台がヨーロッパになるのですが、しっかり雰囲気が再現されていて異国情緒を感じます。今のところ、文句のつけようがないですね。

　と言った感じで、この作品は原作ファンやモンスターが出てくる話の好きな人、ミステリが好きな人などにオススメです。

　この手のジャンルの好きな人ならハマると思うのですが、逆に好きじゃない人には全くハマらないかも知れません。なので、そう言う人にはオススメ出来ないかな。

　私は結構熱心に楽しんで見ております。個人的にはオススメの一作ですよっ！