僕の心のヤバイやつ

 この作品は『週刊少年チャンピオン』の2018年15号から18号まで掲載された後、同年4月から『チャンピオンクロス』に移籍して同サイトが『マンガクロス』になった後も続けて連載している桜井のりお先生の漫画が原作のアニメです。

 私はチャンピオン連載時に読んでいた事がある程度ですね。その後、ネットですごく話題になっていたのを覚えています。なので、アニメが原作通りなのかアレンジバリバリなのかは分かりません。ただ、解説動画などを見ると結構アレンジされているみたいですね。


 作品のジャンルはラブコメです。舞台は中学校。つまり中学生同士の恋愛模様が描かれています。今期は小中高と全てのジャンルの作品が揃ってますね。ラブコメって高校が舞台の作品が多いので中学校が舞台なのは珍しいな~。

 ただね、意識してなかったら中学が舞台には見えません。多分、高校が舞台だよって言われたらそう見える気がします。中学校を中学校らしく見せるのは難しいねえ。


 タイトルの心のやばいやつって言うのは主人公に芽生える恋心の事なのだそうです。確かに人は誰かを好きになると色々と変わってきますものね。ラブコメなので、主人公がヒロインに恋をするとそれは片思いのままでは終わりません。ですけど、お互いが気持ちを確かめ合うのはいつのなるのやら~なんですよね。

 だってそれがラブコメですもん。ラブコメは両想いになったら話が終わるんですよっ。両片想いがデフォなんですよっ。


 と言う訳で展開はすごく王道です。では何故この作品がそこまで話題になったのか。まぁ青春ラブコメなのであまずっぱーいと言う所もありますよね。その辺りの心理描写がかなり共感を呼ぶ作りになっています。

 主人公が背が低くて陰キャ中二病なんでね、そのケのある人はそうそうそうって思っちゃうんですよ。で、ヒロインが長身の読者モデルでテレビにもちょっと出てる芸能人。しかも天然。女子の方が背が高いラブコメと言う事で、かぼちゃワインと言う作品を思い出した私は結構なおっさんです(汗)。


 最初は主人公の市川の思考がかなり痛くて見ているのが辛かったんですけど、ヒロインの山田との距離が縮まってくるともうそこに痛さはなく、ただの中学男子になってるんですよね。市川の思考から痛い部分がなくなってからは普通のラブコメになって楽しいです。

 中学男子のしょーもない下ネタがストレートに台詞になったりと、結構攻めてるなとも感じますな。深夜アニメだからヨシ!


 アニメのクオリティは高いです。演出もすごくいいですし、ラブコメの波動を強く感じますね。作画も崩れませんし、気がつくと毎週楽しみになっていました。制作がドラえもんのシンエイ動画なんですよね。シンエイ動画の本気を見た気がしますよ。


 この作品は原作ファンやラブコメが好きな人にオススメです。青春している作品なので学園モノが好きな人にもオススメかな。

 合わない人は絵柄が苦手かラブコメがダメな人かな。ハーレム系ラブコメではないので、そう言うのが好きな人にも合わないかも知れません。


 さっきも書きましたけど、私は毎週楽しく見ておりますよっ。市川と山田の無意識イチャイチャを毎週ニマニマしながら楽しんでおりまっす。

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