マッシュル―MASHLE―
この作品は、週刊少年ジャンプ2020年9号から連載が始まった甲本一先生の漫画が原作のアニメです。私は原作を知ってはいるのですが、単行本は持っていないのでアニメが原作と同じか違うかは正直断言は出来ません。
大まかな流れは原作通りだと思うのですけどね、うん。
物語は、魔法が全ての世界で魔法が使えない主人公が魔法学校に入ってトップを目指すと言う話ですね。これだけだとよくある展開で、同じジャンプで連載しているブラッククローバーとも被ります。
ブラクロと違うのは、マッシュルは学園モノと言うところと、主人公が筋肉オンリーと言うところと、ギャグ要素が強いと言うところでしょうか。差別化は出来ていると思います。
正直、最初は出落ちっぽい所が強くてそこまで面白くもなかったのですよね。話が進んで様々なキャラが出てきてこの作品らしい特徴が際立ってから、段々と面白さが加速していきました。
アニメの方もその原作の流れと同じような感じですね。初期はギャグがから回っていて、シリアスバトルメインになって面白くなってきた感じです。
ギャグとバトルが融合した作風と言うと、銀魂を思い浮かべる人も多いと思います。ただし、マッシュルはギャグがそこまでこなれていないんですよね。特にアニメでは最近流行りのオノマトペをそのまま書き文字で表現しちゃうやつをやっているので、そこがスベってました。令和版うる星やつらもそうですけど、ああ言うのはやりすぎちゃダメです。残念。
と言う訳で、アニメのクオリティは普通なのですけど、ギャグ演出は今ひとつかなと個人的には思います。あの演出、Z世代には受けてるのかなぁ? 昭和のオッサンは効果音とかは純粋にリアル音だけで表現して欲しい派なのですよ。ジョジョみたいに作風に合っているならいいのですけどね。
ギャグ演出以外は悪くはないですよ。作画崩れもないし、キャラデザは原作に忠実ですし、バトルはいい感じですし。そこは流石A1ピクチャーズですね。そつなく作られています。この作品が話題になるほどでもないのはそつなく作りすぎているからなのか、それが原作のポテンシャルなのか(汗)。
この作品は原作ファンやハリポタっぽい魔法使いモノが好きな人にオススです。割とギャグがあるので、そのノリが合う人も楽しめるんじゃないかな。
逆に、このギャグが合わない人にはオススメ出来ないかも。後、筋肉は魔法を凌駕するって作風なので、そこが合わない人も無理かも知れません。
私は原作が好きなので、割と肩の力を抜いて毎週楽しんでおりますよっ。
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