アニメの書き文字効果音演出について

 最近のアニメは作品によっては効果音がテロップと言うか書き文字表記されていたりしますよね。アレ、個人的には苦手なのです。そりゃあ上手く演出されていれば別ですけど。

 アレって音が出ない漫画で使われるものなので、音が出せるアニメでそれをやられると過剰になってしまうのですよね。


 私が最初に「テロップきっつ! 見るんやめるわ!」となった作品は『異世界居酒屋ノブ』でした。このアニメの演出のノリはまさにバラエティ番組のそれ。アニメ本編との温度差よね。無茶苦茶浮いていたのでマジで視聴を止めました。ノブは実写ドラマ化もされていますけど、そちらならあのノリも馴染むのかも知れません。実写版を見ていないので同じノリなのか、ドラマでは一切テロップがないのかは分かりませんけど。

 ノブのアニメ、テロップは100%蛇足でしたね。アレがなかったら異世界食堂みたいに二期以降も作られたかもですのに。


 書き文字効果音演出が多用されてウザいと言えば令和版の『うる星やつら』。一部だけの文章化ならまだ良かったのですけど、出しすぎです。冷めます。令和版スタッフはもっと昭和版を参考にして欲しいですね。しかし、どうしてああなってしまったのか……。残念でなりません。


 書き文字表記化で成功している作品も勿論あります。まず取り上げたいのはジョジョですよね。ジョジョは上手いなー。テロップが邪魔にならんなー。勿論ジョジョでもアレがなくても成り立つ気はします。でもあっても問題がない。これは素晴らしい発明だと思いましたね。


 そして、書き文字演出がうまいと思ったもうひとつの作品が『古見さんは、コミュ症です』ですね。考えてみれば、古見さんもうる星やつらと同じパターンではあるのですけど、この作品の場合は演出がウザくなってない。自然なんですよね。監督のセンスの差なのかな? 

 古見さんの監督がうる星やつらを作っていたら……。いや、たらればは止めときましょう。うる星やつらも二期では反省点を踏まえて良くなっているかも知れませんし。良くなっていて欲しいなあ。


 今回この話題を書こうと思ったのは『鬼滅の刃 刀鍛冶の里編』を見ていた時でした。あの作品、効果音の書き文字演出ないですからね。だから見ていて目が疲れない。やっぱりアニメはこれだよな~。と思ったからなんですよ。

 とは言え、全ての効果音書き文字演出がダメって訳ではないので、やっぱり監督の腕次第だなと言うオチで。

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