REVENGER
この作品は、ニトロプラスと松竹が企画したオリジナルアニメ。ストーリー原案・シリーズ構成・脚本は虚淵玄氏が手掛けています。タイトルがリベンジャーと言う事で海外か現代日本が舞台なのかと思いきや、江戸時代の長崎が舞台でありました。創作時代劇ですね。
お金貰って復讐の代行をする組織の話なので、まぁぶっちゃけ必殺シリーズのパクリみたいなお話です。元締めはキリスト教の牧師のような人ですけど。
舞台が昔なので、活躍する組織のリベンジ屋は利便事屋と言う名前で動いております。何故舞台が長崎なのかと言えば、出島があったからなんですね。そこでアヘンが持ち込まれた事から物語が始まります。
アヘン絡みの事件やメインキャラに絡む事件を片付けながら最後に巨悪を倒して物語は終結。全体的に見ると王道の物語でした。時代劇は勧善懲悪が定番ですもんね。
虚淵玄氏が原案に脚本にシリーズ構成をしているのでエグい展開になるやもと多少覚悟はしていましたけど、特にそんな事はなかったです。時代劇をアニメにしたような感じで、ひとつのテーマに絞った深い話が語られていましたね。
もう最終回まで終わったので全体的な感想も書けますけど、最後のオチを含めて綺麗に終わった作品でした。
必殺シリーズがそうであったように、この利便事屋に出てくるメンバーもまた個性豊かな殺しのテクニックを持っています。特にリーダーの幽烟は自身の表の職業を生かした殺しでアニメならではの表現を駆使して描かれていて素晴らしかったです。
まさか金箔で相手を窒息させるとは……しかも劇中では使えば必ず相手を殺せているんですよね。スゴイ……。
他のメンバーはタコ糸だったりアーチェリーの弓だったり切れ味のいい花札だったり普通に剣戟だったりと、まぁ今までにも見た事があるような技でした。よく金箔窒息なんて思いついたなぁ。
終盤では彼らの前に立ちふさがる別の利便事屋も出てくるのですけど、初登場時は強そうに出てきたものの、結局は主人公チームの敵ではなかったですな。アレ、主人公補正だったのかしら?
アニメのクオリティはさすが亜細亜堂です。毎週安定したクオリティで楽しませてくれました。特に不満点はないですね。キャラ崩れもなかったですし、アクションも素晴らしかったですし、演出も良かったです。背景もいい感じで描けておりました。
この作品は必殺シリーズのファンや時代劇が好きな人にオススメです。無双系でもハーレムでもないので、そう言う話が好きな人には向かないかも知れません。そう言う人が好きそうな美少女も出てきませんし……。
私は毎週楽しく見ておりましたよっ。作品に流れる雰囲気が好きでしたね。
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