アニメも総合芸術だから

 皆さんはアニメの良し悪しを何基準で判断していますか? ストーリー? 作画クオリティ? それとも――?

 私は基本ストーリーが好みかどうかで判断しておりますけど、ただ、クオリティも自分の中の基準を満たしていないとやはり見る気をなくしてしまいます。


 さて、アニメにおけるクオリティとは何でしょう? それは作画クオリティと声優クオリティ。大きく分けるとこの2つに分類されるかと思います。作画クオリティは更に分けられ、作画ブレが激しいかどうかと演出クオリティに分けられます。


 作画ブレと言うと、まぁ基本キャラ崩れですね。アニメって多くの人が関わりますから回によって、もしくはカットによってもキャラが変わってしまったりします。質の悪いアニメーターさんが描くと、別物のキャラになってしまうんですよね。よく言われる作画崩壊と言うヤツです。

 とは言え、アニメ全話が作画崩壊する作品って滅多にありません。作画崩壊がほとんどでも数話はちゃんとしたキャラが描かれる場合が多いです。


 もうひとつの演出クオリティと言うのはキャラが動かないとかアングルが単調だとか言うものですね。ヒドいのになると、アニメなのに紙芝居になっていたりするやつ。作画で楽をしているので見ている方は物足りないと感じてしまいます。


 声優クオリティは分かりやすいですよね。技術のない人が主要キャラを演じている場合です。俳優さんが演じるのは基本上手な場合が多いので私は気になりません。芸人さんも上手い人が多いです。

 問題は演技未経験の素人が声を当てるやつ。まぁアイドルですわ。演技経験があったり練習している人は聞けないほどでもないのですけど、全然演技の出来ない子が主役とかそれに近い役をしているともうダメ。見てられません。


 昔は子役が声を当てた場合もヒドかったものですけど、子役ブームが到来してからはレッスンに声優の練習も入ったみたいで今の子役声優は声の演技がとても上手です。なので気になりません。いい時代になりましたね。


 そんな訳でですね。作画がヒドいと見る気をなくすし、声優の演技がなっていないとやっぱり見る気をなくしてしまうんです。特に声優で失敗している作品は勿体ないですよね。どうしてその人を選んでしまったのか……。

 ま基本、演技の出来ない人を主役に持ってくる場合はそれが売りになるからです。キャスティングありきの企画だと言えましょう。これはファンさえ喜んでくれたらいいってパターンですね。それ以外の人はお呼びじゃありません。


 まぁそんな感じですかねえ。作画が残念な作品は、毎クール数作品は必ず出てきてしまいます。それが人気原作の作品だとしばしば炎上しますよね。

 ただ、きっと予算が取れなかったのでしょうから、最初からもっと予算を出せるようにするべきだったと言う話ですわ。色々と難しいのでしょうけど。


 とは言え、これはクオリティがあまりにヒドいから見るのやめよって言うのは個人的にはあんまりないですね。1クールに1~2作品くらい? 基本、ストーリーが合わないからやめる場合がほとんどです。ま、これはしゃーないですわな。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る