THE FIRST SLAM DUNK
えーと、そんな訳でですね。観てきましたよ。映画スラムダンク。結論から先に言うと面白かったです。正直期待はあまりしていなかったんですよね。ただ、話題作だから一応チェックをしておこうかなと。つまりは「要チェックや!」って感じで観に行きました。
映画の内容に賛否両論があるのは知っていましたけど、どちらの意見も見ないで観に行きましたね。正解だったと思います。余計な情報に振り回されなかったので。
観たのは月曜の朝9時30分の回だったのですけど、田舎のこの時間にそこまで人はおらんやろと言う予想を見事に裏切ってくれました。これは流石のスラムダンク人気と言う事なのでしょう。
イオンシネマは月曜に1100円で観られると言う事を差し引いても(汗)。
映画は3DCGで描かれていて、でもポリゴンぽさはどこにもなくて。原作絵の再現度が半端なかったです。当時の原作絵じゃなくて現在の絵柄でのスラムダンク。すごかったです。ただ、予告で言われていたカクカク感は本編でもそのままでしたね。後もうちょっとスムーズに動けば完璧だったのに。惜しい。
映画を観た後にちょこっとネットの反応を見てみたのですけど、やっぱり今作の映画では主人公が宮城リョータなので、それを受け入れられるかどうかと言うところで意見が分かれた気がします。勿論声優の変更とか、試合のシーンのカット部分が気に入らない人も否定的な意見を述べていましたね。
私はあまりスラムダンクに思い入れがなかったのと、TVアニメの方も熱心なファンじゃなかったのが幸いしたかな。
映画で描かれるのは原作でのクライマックスの山王戦。この描写がとてもリアルなんですよ。キャラの動きやカメラワークなども含めてね。リアルと言っても、キャラは原作絵です。緊張感半端ない。これはやっぱりCGで正解だった気がします。
原作を全く知らない人はついていけないかもですけど、逆に原作を知り尽くして思い入れが半端ない人もそれはそれでキツいかも知れません。展開も大胆にカットされていたりしますからね。
主人公がリョータと言う事で、彼のエピソードが結構試合中に挟まってくるんですよ。家族の事情とかが結構重かったりして。まぁでも理解が深まる事で応援する気持ちも大きくなりますよね。他のメンバーにもきっちり見せ場はあるので、そんなに期待は裏切らないですよ。
映画を観た後でメイキングと言うか公式サイトのスタッフインタビューを見たのですけど、この映画シンエヴァばりに手間がかかっていると言う事が分かりました。映画完成までにかかった期間とか、試行錯誤の手間の話とか……。
企画の始動から数えると10年以上の時間がかかっています。そしてこだわりもすごい。観客はそんな所ちゃんと見ないよ? ってところまでこだわり抜いています。これ読んだら後一回は観なくちゃって気になりますね。
やっぱ原作者が監督の映画ってね、面白いんですよ。AKIRAしかり、ワンピースかしり。この映画も見事に面白かったです。素人感覚で言えば、高校のインターハイのバスケの試合ってあんなにポンポンシュートが成功しちゃうの? と言うのはありますけど(汗)。まぁ、原作がそう言う展開ですからねえ。
映画の最後にはちょっとしたエピローグもあります。そこもお楽しみにと言う事で。
この作品は原作ファンと言うか、井上雄彦ファンの人にオススメかな。スラムダンクが好きな人でも意見が割れているので、全てのスラムダンクファンに向けてのオススメは出来かねます。主役がリョータでも構わない人、試合の内容が割りとカットされていても許容出来る人にオススメですね。試合はやっぱり熱いですから。手に汗握っちゃいますから。
逆に、声優が変わったのが受け入れられない人や、主人公が変わったのが受け入れられない人には向きません。そう言う人は軒並み評価低いですからね……。
私は原作の知識はありつつ過去作への思い入れは薄かったので、この新生スラムダンク、すごく楽しめましたよ!
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