日々徒然趣味日記

よふかしのうた

　この作品は週刊少年サンデーで連載中のコトヤマ先生の漫画が原作です。コトヤマ先生と言えば、前作『だがしかし』に続いての二作目のアニメ化作品になりますね。私はサンデーを立ち読みしているので、原作もしっかり知っております。単行本は集めていませんので、初期の話はうろ覚えだったりするのですが（汗）。

　アニメは色使いが結構独特ですよね。夜の雰囲気がより幻想的に表現されているように感じます。原作モノアニメで評価ポイントになるキャラデザですけど、結構原作の絵柄に近いですね。まぁ最近のアニメは全てにおいてそう言う傾向がありますけど。

　よっぽどアレじゃない限りは、原作モノアニメのキャラデザは原作に忠実です。

　えっと、原作を知っているから逆に感想が書き辛いな。未読ならあらすじ紹介で行数を稼ぐんですけど……。知っているが故に、どこまで書いていいのか悩んでしまいます。

　すごく簡単に言うと、この物語は主人公の中学生の家守コウが吸血鬼の七草ナズナと出会って彼女に吸血鬼にしてもらうと言うあらすじになります。吸血鬼になるには吸血鬼を好きになって吸血してもらわないといけないと言う事で、目下コウはナズナを好きになろうと頑張っている最中なのですね。

　吸血鬼は真夜中に活動するので、コウも夜ふかしをするようになった――そう言うお話です。と言う訳で、基本的にはラブコメと言う事になるでしょうか。そこから吸血鬼にまつわるゴタゴタに巻き込まれていって、最近の原作ではあまりラブをコメしておりません。アニメではどこまで進むのかな……。

　ちょっと特殊なラブコメと言う事もあって、好き嫌いが分かれる作品かも知れません。キャラクターも一癖ありますけど、設定もひねってますからね。原作を読んでいるから私は好意的に視聴していますけど、未読の人はどう言う感想を抱くのかなぁ。

　ただ、原作の『夜更かしを楽しむ』と言う雰囲気は十分に伝わっている気がします。初めて夜更かしをした時の高揚感とか、昼とは全然違う夜の街の不思議な感じとか。この雰囲気が楽しめるなら、作品も楽しめるのではないでしょうか。分かりませんけど。

　アニメの質は悪くないですよ。作風や設定が苦手でなければ普通に楽しめると思います。ものすごく凝っている、って感じはないですけどね。そう私が感じただけですけど。

　そんな訳で、原作のファンの人や、この設定が気にいった人にオススメです。昼間学校サボって夜中遊び回る男子中学生が主人公ですので、そう言うのが受け入れられない人には向かないかな。出てくる吸血鬼達の性格も合わない人がいると思います。

　私は原作から知っているので、毎週楽しみに見ておりますよっ。