　この作品はＡ１ピクチャーズ制作のオリジナルアニメですね。しかも、今期の覇権になっております。いやもう人気がすごいんですわ。あのメタルギアの小島監督も気に入ったくらいですからね。

　物語は日本の裏の仕事を担当する女子高生の主人公が、ものすごい才能を発揮しながら日本を守ると言う話です。

　何が人気になったかと言えば、主人公の千束がムチャ強いんですよね。何せ、敵の銃弾が当たらない。至近距離で撃っても避けちゃう。射撃の腕もピカイチ。謎の組織に殺しの才能を認めさせるほどなんです。

　とは言え、良い子も見る健全なアニメなので、千束は不殺をモットーに活躍しております。クライマックスはかなりやばい状況ですけど、多分最後までこの不殺を貫く事でしょう。

　この作品はガンアクションモノであり、バディモノです。パートナーは失態の責任を取らされて千束のいる喫茶リコリコに左遷されたたきな。最初は元の部署に戻ろうとしていた彼女も、やがては千束に感化されて２人は良いパートナーになっていきます。お約束ですね。

　物語は明るく余裕を持って描かれていきますが、ネット辞書によると最初は暗くシリアスな作風だったのだとか。ただそれだと受けないと言う事で路線変更したみたいですね。その変更、大正解です！

　ただ、いつまでも千束無双だと物語がヤワヤワになってしまうので、中盤から敵側も一筋縄ではいかないキャラを出してきます。こちらもまた千束と同じ謎の組織に才能を認められた人物なんですよね。

　と言う訳で、最後は異能対異能の戦いになる訳です。ただし、千束にはたきながいる。ここが勝負の分かれ目になるんじゃないかな。この流れもテンプレですよね。今までにも似たような展開の話をいくつも見た事があります。

　それらの作品とリコリコの違いは、やはりキャラでしょう。キラキラした女子高生コンビが裏の仕事を遂行する。ここが受けているんだと思います。

　所々でネタバレを含んでしまいましたけど、このくらいは大丈夫な範囲ですよね？　ネタバレしすぎちゃっていたらごめんなさい。

　この作品には他にも個性的なキャラがたくさん出てきて、彼らとヒロイン達との交流も楽しいんですよね。物語の根幹にかかわる謎の組織のアラン機関、最終話までに全容が明らかになるのか煙に巻くのか……そこも楽しみに見ております。千束達の所属するＤＡの設定もかなり凝っていて説得力がありましたから、多分設定はしっかり作り込まれているんじゃないかな。

　と言う訳で、ガンアクションモノ、バディモノ、百合百合な話が好きな人な人にオススメです。主人公は不殺ですけど、他の人達は普通に殺し合いをしている作品なので、人が死ぬ描写の苦手な人にはオススメしかねますね。明るくは見えても、本質はかなりシビアな話ですから。

　あ、私は当然毎週楽しみに見ておりますよっ。１クールにひとつはこう言う作品があって欲しいなと思いながら。