はたらく魔王さま!!

 この作品は和ヶ原聡司先生執筆のラノベが原作のアニメです。原作自体は完結済みで、アニメも2期目。1期の放送は2013年の春クールなんですよね。そう、なんと9年ぶりの続きになります。ただし、アニメスタジオや監督など、主要スタッフはわりと変わっております。私は原作を未読なので、アニメが原作通りなのかアレンジされているのか分かりません。お約束ですね。


 で、私は1期も見ておりません。あの頃はネット環境がね……(田舎民の悲劇)。2期に入ってから初めて見ているのですけど、見る前のイメージが日常系だったんですよ。始まってみると割りとバトルとかしているので軽く驚いております。


 この作品、1期は人気でした。だから2期が制作されたのですけど、放送までに9年かかったと言うスパンの長さがすごいですよね。そして、間が空いた続編に有りがちなスタッフ入れ替え。それをやるとクオリティが下がっちゃう事が多いのは何故なのでしょう。不思議ですよね。

 私は1期を見ていないので比較は出来ないのですが、2期の作画レベルは結構厳しいです。話の展開は面白いんですけど、作画がヒドくてそこばっかり気になってしまったり。この御時世で制作状況が厳しいのでしょうか?


 私、この感想を書く時にネット辞書で作品の情報を調べてみたんですよ。そうしたら情報量が多い事多い事。いつもは最後まできっちりと読むのですが、流石に断念してしまいました。人気があって歴史の長い作品のネット辞書って本当に内容が濃いですよね。

 読んでいたら目が疲れてしまって、途中で断念して寝ちゃいましたもん。気がついたら5時間が過ぎていました……。なんてこったァ……。


 最初の方にも書きましたけど、作品を見るまでは魔王と勇者が最後の戦いの影響で日本にやって来て、そこで派手なバトルも出来ないので普通に暮らす羽目になった、そう言う作品だと思っていたんですよね。きらら日常系みたいなコメディかなと。

 しかし見てみると、それは作品の要素の半分でしかありませんでした。ちゃんとしたバトル要素もある結構シリアス作品だったのです。しかも2期序盤で出てくるアラス・ラムスが今後の物語の重要なキーになっているらしく――。


 アニメの展開(執筆時の6話時点)は、やっと本格的にシリアスなターンに入った感じで、ここから更に面白さが加速するのでしょうね。ネット辞書で先の展開まで知ってしまうと、2期でどこまで進むのかなと不安にもなってきます。

 原作が全21巻なので、最後まで描写しようとしたら5期くらいまでは必要な気がします。この2期で強引に終わらせるような展開になっていないといいのですが……。


 2期から見てしまうと、何故この作品がそんなに人気になったのか理解が難しいところがあります。それはやっぱり作画の残念さですね。もっとクオリティが高ければ3期以降も期待が高まったのですが、今のクオリティのまま最終回まで進めば2期で終わってしまうのかも……。

 そこは本当に残念です。色々事情があったのでしょうけどね。


 原作ファンなら多分楽しめるかなと思うのでしょうけど、2期から見る人は作画クオリティで離れる人もいるかも知れません。魔王と勇者の日常系ドタバタが好きな人なら楽しめるかなとも思います。話が面白くても作画が良くないとダメだって人にはオススメしかねますね。

 私は展開が新鮮なので、普通に楽しんで見ておりますよっ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る