日々徒然趣味日記

ＯＮＥ ＰＩＥＣＥ ＦＩＬＭ ＲＥＤ

　と言う訳でですね、観てきましたよ今年の劇場版ワンピースを。今作は一部の劇場で機材トラブルがあったらしいですね。ウソップが永遠に転がり続けると言うものだったらしいのですけど、私が観たのではそう言う事はありませんでした。

　ただ、あ、このシーンかなと言うのは分かりましたよ。結構終盤のシーンでしたねぇ。私の予想が合ってるかどうかは分かりませんけど。

　結論から先に書いちゃうと、面白かったです。ワンピース映画って私も全部観ている訳ではないのですけど、私が観てきた中では大抵王道テンプレの流れに沿って作られていたんですよ。今作はそうじゃないですからね。

　これ以上書くとネタバレになるので書けませんけど、うわ、最後までこの流れで行くんだって感じでした。

　予告を見た人なら分かると思いますが、この作品はオリジナルキャラの『ウタ』がライブをするって話なんですよね。だから結構ライブシーンがあります。

　普段は声優さんで、歌だけをＡｄｏさんが担当している事でも話題になりました。

　Ａｄｏさんって『うっせえわ』しか知らなかったのでどんな感じなのかなと思っていたんですけど、正直ぶったまげました。上手いです。『うっせえわ』でヒットしちゃダメな人でしたよ。もっといい歌でヒットしてから『うっせえわ』になって欲しかった。多分色物だと思っているにわかな人が多いと思うんですよね。私みたいに……（汗）。

　歌唱力のある人ってイメージをＡｄｏさんに持っている人がどれだけいるやら……。まぁそれこそ「うっせえわ」なのかも知れませんけど。

　まぁつまり何が言いたいかと言うと、世界最高の歌姫ってキャラにＡｄｏさんって言うのはピッタリだったって話です。このキャスティングに決めた尾田くん、すげえわ。

　映画では７曲くらいかな？　Ａｄｏさんの歌が流れます。劇中に曲が流れるのが苦手な人以外は楽しめると思いますよ。本当に歌が上手いですから。歌声に感動しましたもん。ウタ歌うめーなーって思っている内に話が進んで終わった感じです。

　今作ではかなりバラエティに飛んだキャラが出てきます。まぁワンピ映画ではいつもそうかもですが。まさかあのキャラが？　みたいなのも出てきますよ。海賊も海軍もたくさん出てきますね。原作のワノ国編では海軍がほぼ出てこないので新鮮だったなぁ。

　バトルも派手で見応えがありますし、物語の流れも新鮮でテーマもハッキリしていてハラハラ・ドキドキで作品自体に文句はないのですけど、唯一違和感があったとしたらタイトルですね。

　フィルムレッドって副題だからシャンクスが話の中心になると普通思うじゃないですか。でもこの映画の中心人物は最初から最後までずっとウタなんです。だから『ワンピース　プリンセスウタ』ってタイトルの方がしっくりくるんだけどなぁ。

　と言う訳で、ミスマッチなタイトルだけが気になりました。やっぱりシャンクス人気で客寄せにしてるのでしょうね。これもビジネスですわ……。

　ワンピのファン、劇中に歌の出る作品が好きな人にオススメです。結構ガッツリめに歌っていますよ。なので、劇中に歌の出る話が苦手な人にはオススメ出来ません。ミュージカル映画ではないので、キャラが急に自分の気持ちを即興で歌っちゃうみたいな展開はないのですけどね。歌うのはウタだけですし。

　私はとても楽しめました。入場者特典の小冊子にも重大な情報がしれって書かれていたりして、それを目当てにしてもいいかもです。