ダンス・ダンス・ダンスール

 この作品は週刊ビッグコミックスピリッツで連載中のジョージ朝倉先生の漫画が原作です。私は当然のように原作を未読なので、原作の再現度がどのくらいなのかは分かりません。ごめんなさい。アニオリ要素はあるのか、原作を端折っているのか……。どうなのでしょうね。

 ただ、原作絵の再現度は高いような気がします。キャラデザにすごく個性があるので。特に瞳の描き方に個性がありますよね。


 制作はMAPPA。オープニングからして視点がグワングワンと変わる変態作画で視聴者を驚かせてくれます。MAPPAのスポーツモノのクオリティの高さはすごいですよね。今回もバレエの作品と言う事でエグいくらい動きがすごいです。

 本職のバレエダンサーの人からの評価がどう言うものかは分かりませんけど、素人目から見たらすっごいバレエしてますね。


 あらすじは、バレエダンサーに憧れていたものの一度その夢をあきらめた主人公の潤平が、ヒロインの都に誘われてまたバレエを始めてのめり込んでいくと言うもの。自分の身体能力だけで踊っていた潤平が、どんどんバレエの技術を身に着けていくところを楽しむ作品ですね。


 この作品では潤平がすごいと思った時にキラキラ光る演出があって、それは原作がそうだからなのかもですけど、このキラキラがいいですね。本当に目がキラキラしている感じがして。

 序盤は潤平がバレエにもう一度取り組むまでが丁寧に描かれていて、つまりちょっとスロースタートなんですよね。そこがちょっともどかしかったです。


 アニメのクオリティは高いです。作画崩れもないし声優さんの声も合っていて背景も素晴らしい。MAPPAクオリティですよね。安心して楽しめます。原作ファンの人も安心して見ていられるんじゃないかな?

 スポ根モノでお約束の拗ねたライバルや、いけ好かない指導者も完備していますし。定番はきっちり抑えていますね。


 このアニメ、そのクオリティの割に話題になっていないそうなのですけど、ネット配信がディズニープラス独占なのが原因とも言われているのだとか。何故ディズニー独占になったのでしょうね。ディズニーが取り込みたい作風だったんかな?

 この説を耳にした時は、今の時代は配信も人気に重要なんだなと思った次第です。まぁ独占配信だけが話題になっていない理由ではないとは思いますけどね。


 題材がバレエだけに、食わず嫌いの人も多いんじゃないかなと思うんですよ。キャラデザも癖がありますしね。ただ、そこを乗り越えれば流れは至って普通のスポ根ですから、多くの人が楽しめるものとなっています。大丈夫、ちゃんと面白いですから。


 この作品は原作ファンやバレエにちょっとでも興味のある方、スポ根モノが好きな人にオススメです。

 当然、私も毎週楽しみに見ておりますよっ!

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