日々徒然趣味日記

異世界美少女受肉おじさんと

　この作品はサイコミで連載中の原作が津留崎優先生、作画が池澤真先生の漫画が原作のアニメです。作品情報を全く知らなかったので、てっきりなろう作品かと思ってました。あ、作品情報を知らないと言う事で分かる通り、私は原作未読です。だからアニメと原作の違いとかは分かりません。最近の風潮から行くと、ほぼ原作通りなんじゃないかな。想像ですけど。

　この作品は魔王を倒すために女神によって現代社会から異世界に転移させられた勇者達の物語。この手の話はコメディ要素が強いものが多いのですが、この話もそれです。って言うか普通にコメディ作品ですな。女神が１２柱存在する話なので、少なくとも１２人の勇者が最終的には登場する事になるのだろうなぁ。

　この作品は女神によって美少女にさせらたおじさんとその相棒のおじさんが冒険していく話で、ある意味擬似ＢＬ的な雰囲気も匂わせています。とは言え、お互いにちょっと意識する程度ですけど。ノリは少年漫画のラブコメ的な。うる星やつらのラムとあたるの関係に近いかも。あの作品でもベッタベタなラブ展開にはなりませんでしたよね。

　コメディ作品なので、全体的にノリが軽いです。声優さんの演技も乗っていて見ていて楽しいですね。チートモノなので悲壮感は全然ないですし。ギャグ演出もノリノリで、見ていてとても楽しいです。肩の力を抜いて楽しめますね。２０２２冬アニメの中でも１，２を争うくらいに楽しく見ております。

　アニメの質も高いですよ。主人公の橘が絶世の美少女存在なので、作画クオリティが低かったら意味ないですからね。勿論主人公のクオリティが高いと言う事は、全体的な作画クオリティも高いと言う事です。ギャグ演出も冴えに冴えていますしね。見ていて楽しい作品はいいものです。心が軽くなります。

　コメディ作品と言う事もあって、物語の進行はゆっくりしてますね。８話の時点でも主人公達はまだ街を巡っているだけですから。多分１クール終わってもラスボスの魔王は良くてシルエットが出てくるくらいなんじゃないかな。テンポの早い作品が好きな人には向いてないかも。ギャグのテンポは早いんですけどね。

　まぁそんな感じで、この作品は面白い異世界ファンタジーを求めている人にオススメです。ギャグのノリや演出は今期作品の中でもピカイチですので。中身異性の心同性ラブコメでもありますけど、そっち方面はあんまり進展しないので濃いラブ描写を求める人には向かないかな。ワチャワチャしているのを見るのが好きな人には、いい感じに楽しめると思います。

　当然私も毎週楽しく見ておりますよっ。ギャグのノリの波長も合いますしね。