前のエピソード――グッバイ、ドン・グリーズ！

　この作品はモーニングで連載中の泰三子先生の漫画が原作になります。ネット辞書によると、先生は元警察官。１０年の勤務経験があるそうです。描写がリアルなのも納得ですね。漫画家が取材で描くものよりそれっぽいんですもん。本職なら当然ですな。

　この作品、アニメ化より先にドラマ化しております。私はドラマを見ないのでノーチェックだったのですけど、割と高評価だったみたいですね。ドラマ先行と言うと古見さんを思い出しますが、あちらと違ってこちらはが警察が舞台なのでキャスティングに不自然さはそんなになかった事でしょう。

　見ていないので、適当に想像しているだけなのですけど（汗）。

　私、原作未読なので、アニメと原作に違いがあるかどうかは分かりません。何となく、そんなに違いはないんじゃないかなと思いながら見ていますね。最近のアニメですし。これが２０年前なら、オリキャラとかも出ていたのかもですな。あの頃はそう言う風潮だったからしゃーない。

　交番が舞台のアニメと言えばこち亀とか逮捕しちゃうぞとかありますが、やはり元本職が書いた作品が原作ですから、リアル警察物語に近い感じになっている気がします。あ、逮捕しちゃうぞは劇場版しか観ていないし記憶も曖昧なので、私が語るべきではないかもですが。

　つまり何が言いたいかと言うと、警察モノで想像するような派手な事件は滅多に発生しないと言う事なんですよ。日常系と言うか、警察あるあると言うか。たまにテレビで特集される警察２４時の派手な事件の場面を省いたような感じの作品です。

　それで面白いの？　と疑問に思う人もいると思いますが、これがねえ、面白いんですよ。キャラクターが立っているので、小さな事件でもキャラがどう対応するか見ているだけで面白いんですね。警察官の仕事がどんなものかも分かりますし。この話を見ていると、警察の皆さんが身近に感じられるようになりますね。

　アニメの質は高いです。キャラが崩れる事もないですし、背景も手抜きはありません。警察モノでありつつ派手なアクションもあんまりないので、アクション描写でがっかりする事もないですし。

　この作品はエピソードが終わるごとに一枚絵でその後の顛末が描かれるのですが、４コマ漫画の４コマ目みたいにくすっと笑えるのがいいですね。

　と言う訳で、警察２４時とかを見るのが好きな人にオススメの作品です。リアル志向なので、事件を推理したり、派手な敵と戦う警察モノが好きな人には向いていないかも。逆に、日常系の作品が好きな人は楽しめるかもですね。美女も出てきますけど頼れる姉貴タイプですし、男共も体育会系で愛すべきお馬鹿ばっかり。そう言うのが好きなら楽しめるんじゃないかな。

　私も毎週楽しんで見ておりますよっ。日常系は好物ですからね。