前のエピソード――錆喰いビスコ

　この作品はＬＩＮＫ氏原作で宵野コタロー氏作画による少年ジャンプ＋で連載中の漫画が原作のアニメです。私は原作未読なので、アニメが原作通りなのかそうでないのかは分かりません。アニメ感想サイトを覗けば分かるのでしょうけど、最近見なくなったんですよね。あの手のサイトって、読み込むと結構時間食いますので。

　この作品、原作の連載が始まった時点で物議を醸していましたよね。何故なら、かなりエロかったから。ただし、エロ要素だけではない……そりゃそうです、ジャンプ作品ですからね。そのエロとＳＦサスペンス的なところで人気になったんですね。

　いくらＷＥＢだからって、この内容をジャンプでするってかなりの博打ですよねえ。この作品のヒットによって、ジャンプ＋は多種多様な作品が連載される事になった訳ですな。

　ではまぁ簡単なあらすじを。舞台は２０４０年。難病に侵された主人公はコールドスリープで治療薬が出来る時代まで寝る事になります。５年後、治療薬が出来て病気が完治したと思ったら、世界は未知のウィルスに襲われて男だけが死にまくった世界になっていました。

　そして、主人公は女性達から子種を求められてさあ大変。しかし、この男を死滅させたウィルスにも何やら裏があるようで――と言う話です。

　エロハーレム物のウハハな展開ではあるのですけど、そこはジャンプ漫画。主人公は身持ちが固い訳です。心に決めたヒロインがいて、彼女以外とはまぐわわないよ！　を貫きます。その代わり、彼以外の男性キャラクターが子作りに励みまくるんですな。アニメでもそのシーンは濃厚に描かれております。まぁ売りのひとつだからね。仕方ないね。

　今回の感想を書くにあたってネット辞書でちょいっと調べてみたのですけど『終末のハーレム』と言うだけあって、今後はかなりハードな展開が待っているみたいです。序盤はのんびり日常系エロ作品みたいに進んでいますけど……。アニメでは原作のどのくらいまで進むのでしょうね。

　ハードな展開になって、やっとエロ以外の要素が輝いてくるのでしょう。

　アニメの質は結構いいですよ。そりゃ鬼滅みたいに力が入りまくってると言うところまでは行きませんけど、通常作品よりもうちょっとクオリティが高いくらいのレベルは維持されています。キャラデザも崩れませんし、この手の作品で大事な人体のデッサンもいい感じ。やらしいシーンもご期待に添えるクオリティです。

　ＳＦ作品ですから、それっぽい話が好きな人も楽しめる気はします。とは言え、やっぱり一番はエロい作品が好きな人向けですかねぇ。ハーレムものとかけしからーんと言う人にはオススメ出来かねます。まぁそう言う人は初めから見ないか。

　あ、私も毎週楽しみに見ております。色々引き込まれて面白いですよ、ええ。