日々徒然趣味日記

えっ？ メガネって海外じゃそんなに重いの？

　諸君、君達はメガネキャラは好きか？　私は好きである！　メガネこそ至高！　同志よ集え！　共にメガネキャラについて語り合おうではないか！

　と言った感じでですね、日本でメガネと言うと単なるファッションアイテムですよね。目が悪くないのに眼鏡をかける伊達メガネ文化と言うのもありますし。だから日本の場合はメガネにファンション以上の意味付けをする事はほぼないと思います。メガネが日常風景に溶け込んでいるからでしょうか。

　なのですけど、これが海を超えると意味合いがかなり変わってしまうようなんですよ。先日ツイッターで目にしたのですが、アメリカではメガネは肉体的弱者のカテゴリに入るようなんです。確かにメガネも補聴器や入れ歯や義手義足とかと同じで衰えた肉体を補助する機器には違いありません。

　ただ、だからってそこまで忌避されているとは……。所変われば品変わるものですねえ。日本じゃとても考えられません。

　ツイッターで紹介されていた記事で書かれていたのは、メガネの娘さんを持つお母さんがメガネキャラのプリンセスがいて欲しいと言う願望を語ったものでした。その声に応えるように登場したのが今(※執筆時)映画上映中の『ミラベルと魔法だらけの家』だと。つまりその記事自体が映画の宣伝記事みたいなものだったのです。

　で、その記事を巡ってツイッター上では創作物におけるメガネキャラ談義が一部の人達によって盛り上がってしまいました。曰く「確かに言われてみれば創作物にメガネキャラヒロインっていないなー」と言う知ったかさんの意識高いつぶやきです。

　だが待って欲しい。本当に日本の創作物にメガネヒロインは少ないのかと。んなこたぁーないですわな。探せばワラワラと出てきますわ。メガネキャラヒロインは。

　こう言う意識高い系はリベラル系のアメリカの流れに安易に乗っかる方々です。まぁ当然のようにこれらのつぶやきには「メガネキャラはいるよ、沢山！」と言う反論で埋め尽くされていましたわ。当然ですな！

　メガネキャラで日本を下げようだなんて片腹痛いぜ。これが補聴器キャラとか車椅子キャラになったら確かに日本でもほぼ見かけませんけど。

　発端がミラベル上げ記事だったのですが、ミラベルもメガネとは言え１人だけ魔法が使えない劣等生キャラって位置付けなんですよね。これもまた向こうのステレオタイプかなとも思うんですよ。やっぱりそう言うイメージに引っ張られたんかな。女の子のお母さんは『メガネのプリンセス』を求めていたのですし。ミラベルはヒロインではあってもプリンセスではありませんでした。

　この話題が向こうで盛り上がっていれば、やがてはメガネプリンセスキャラを作ってくるのかもですけどね。あのディズニーですからなあ。

　メガネのイメージと言えばアメリカでも日本でもオタクキャラが一般的です。頭脳明晰で作戦面で頼れるキャラ。それはそれで苦しむ人もいるかも知れません。

　しかし、メガネキャラ大国の日本なら大丈夫。おバカなメガネキャラもきちんと取り揃えております。その代表と言えばのび太くん！　やはり藤子・Ｆ・不二雄先生は偉大でした。

　メガネキャラに偏見のない日本ですが、昔から今のようだった訳ではありません。昭和の頃のメガネは外したら美少女になるアイテムでした。特に少女漫画ではそれが顕著でしたね。テンプレでしたもん。メガネはいつか卒業するもの、みたいなイメージでした。大人になったらコンタクトになるのよ、みたいな。

　だが待って欲しい。メガネをしているからこそ魅力的な人もいるのではないかと。

　実際その通りで、メガネを外した方が魅力的な人もいれば、メガネを外したらコレジャナイと言う人もいます。そう言う人はメガネが似合いすぎるんですね。メガネ美人は昔からいたと思うのですが、世間一般にそれが認められたのは平成に入ってからなのでしょう。創作物のメガネキャラの扱いから考えて。

　昔はマジでメガネキャラは不遇でしたよ。正確にはメガネキャラ好きな人、かな。私は昭和の頃からメガネキャラが好きでしたけど、その頃は同志いませんでしたもん。創作物でもメガネヒロインは最終的にメガネを外されまくりで悲しかった。

　一体いつの間にここまで認知されたのかなぁ。時代がメガネ好きに追いついたと言う事でしょうか。うん、きっとそうだな！