月が導く異世界道中

 この作品はあずみ圭先生が書くライトノベルが原作のアニメです。私は原作未読なのでアニメと原作の比較は出来ません。コミカライズもされておりますが、そちらも未読です。故に、アニメとの(略)。

 話としては異世界転移モノですね。よくある死んだから転生とかではなくて、両親との契約で自分が行かなかったら別の家族が行く事になると説得されての転移と言うパターン。そこで女神に嫌われて荒野に置き去りと言う追放系要素もあります。


 異世界では人間に嫌われてしまうので正体を隠して異世界人だった両親の事を知ろうと言う流れに、成り行きで倒した実力派の魔物を従えて旅をする感じになり、そこで水戸黄門的な展開になったりもします。なので、アニメのEDで水戸黄門のテーマ曲『ああ人生に涙あり』が流れたり……特殊ED扱いでしたけどね。


 個人的に言えば、今期ラノベアニメでは一番楽しく見ています。チート展開ではあるのですけど、主人公の性格が『俺何かやっちゃいました』系でないのがいいのかな。キャラクターデザインが好みって言うのも大きいのかも。

 キャラデザと言えば、毎回の作画レベルが高いのもいいですね。現時点でキャラ崩れが全然起きていません。魔法などの演出もいいですし、戦闘シーンも演出も含めていい感じで描かれています。つまり、安心して見られるんだなぁ。これって大事な要素ですよね。


 話の展開も、追放系と言う事もあってチヤホヤされていないのもいいな。かと言って迫害されている訳でもないですし。チート能力者ですけど、その実力を知った人だけが驚いているのもいいな。まぁ、お供の2人が暴走して町を壊滅状態にしたのにお咎めなしな展開は、気にする人は気にしそうですけどね(汗)。


 アニメの質も安定しているし、キャスティングもバッチリだし、話も面白いので毎週楽しみに見ております。話の展開上、亜人の方々の登場シーンも多いのですけど、最初に出会うハイランドオークの娘さん、エマがぽっちゃりカワイイんですよね。これはまぁ……色々とアレですなぁ。

 作品独自の様々な設定も面白いですし、キャラクターも出来上がっていますので、物語としてみても普通に面白いです。原作が人気なのも分かるなぁ。


 と言う訳で、異世界転移系のファンタジーやチートモノが好きな人にオススメですね。原作との違いとかは分かりませんけど、ネット辞書を読む限りでは忠実なアニメ化っぽいので原作ファンにも多分好評なはずです。私も毎週楽しみに見ておりますよっ。

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