ヴァニタスの手記
この作品は、『月刊ガンガンJOKER』で連載している望月淳先生の漫画が原作です。ちなみに例によって私は原作は未読です。コミックスの表紙を見る限り、原作再現度は高いみたいですね。まぁ制作がボンズですもん。クオリティが低い訳がないですよね。雰囲気的には『文芸ストレイドッグス』に近い感じかな。
この作品は吸血鬼モノ。とは言え、この物語に登場する吸血鬼は他の作品に出てくる凶悪な存在ではないみたいですね。普段は温厚で血を吸うために人を襲う事もなく、吸血鬼のお約束の弱点も持っていないみたいです。
そしてその吸血鬼を呪う書がタイトルのヴァニタスの書で、タイトルでは手記と書いてカルテと読ませます。主人公のヴァニタスは本物のヴァニタスから名前と書を託された人間で、ヴァニタスの書を使って呪われた吸血鬼を治す仕事をしています。
この呪いを治す時に相手の名前を利用するのですが、名前を使って物語を動かす話と言えば『夏目友人帳』ですよね。この作品では、書の使用時に友人帳みたいな感じの演出がなされます。同じ名前を使う物語なので、必然的に似てしまうものなのかも知れませんね。
アニメのクオリティは文句なしです。よく動きますし、キャラは崩れませんし、ギャグモードのキャラも可愛いです。話が原作通りかどうかは未読なので分かりませんけど、昨今の流れから言って結構忠実にアニメ化されているのではないかなと思います。想像ですけどね。
安心のボンズ作品と言う事もあって、アニメのクオリティにケチを付けるところはひとつもありません。アクションもコメディもどちらも演出は一級品ですしね。最後までこのクオリティを維持して欲しいと思います。多分大丈夫でしょう。実績がありますからね。
声優さんも作品に合っていますし、背景も綺麗ですし、作品に漂う雰囲気もとてもいいです。一風変わった吸血鬼モノなので、その作風が合うなら楽しく見られると思います。私は楽しんで見ておりますよっ。
原作ファンの人や、イケメンの活躍する話の好きな人、19世紀のヨーロッパの雰囲気の好きな人、吸血鬼の登場する話の好きな人にオススメです。未見の人はまずPVを見て見てください。PVの雰囲気が気に入ったなら楽しめると思います。
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