エヴァって25年前の作品なんだよな……
2021年7月13日に興行収入100億円を突破した事が分かった『劇場版シン・エヴァンゲリオン:||』。皆さんの中にも劇場に足を運んだ人はいるのではないかと思います。私も3回劇場の大スクリーンで観ましたよ! 最高です!
映画を観た後は興奮で全く気にしていなかったんですけど、エヴァって25年前の作品なんですよね。時代に合わせてアップデートしてきたとは言え、物語の構造やキャラデザなどは25年前のものがベースになっています。これで全然古臭さを感じさせないなんてすごくないですか?
そりゃ確かに今TV版を見たら古いなと思わせる部分はあります。それでもほぼ今でも通じるのではないでしょうか。同じ25年前の作品は時代を感じさせる作風のものも多いのに。これってシリーズが今まで続いてきているからでしょうか?
作品のジャンルがSFで、未来っぽい雰囲気があったのも影響しているのかも知れません。とは言えTV版の舞台設定は2015年なのですが。今のところ、セカンドインパクトは起きてないなぁ。良かった良かった。
これって作品の雰囲気を形作る作中のガジェットが時代に埋没していないのも古臭さを感じさせない理由のひとつなのでしょうね。つまりデザインセンスが良かった。
一番のデザインセンスはやはりエヴァの造形でしょう。エヴァは今見てもかっこいい。あんなスタイリッシュなロボは今までなかったですよ。エヴァのヒットでこう言うデザインが流行するかと思ったら、別にそう言うブームも起きませんでしたしね。エヴァっぽいロボが他作品で出なかった訳じゃないですけど、ブームと言う程にはなっていない気はします。
エヴァの模倣はデザインより作風を真似たものが多かったですよね。セカイ系ってやつで。謎の敵が現れて訳も分からずに戦いに巻き込まれるものも多かったです。
で、模倣は多くても本家を超えるものは出なかった。そこもエヴァの強さでした。
ここまで全然古臭くないと連呼していますが、この感覚って私がエヴァ放送時に興奮しながらアニメを見ていたからなのかも知れません。エヴァ放送後に生まれた世代から見たら、印象はまた違っていそう……。その辺りどうなのでしょうね。
人ってその感覚の基準を自分の生まれる前と後に分けがちじゃないですか。私も生まれる前の作品は古臭ーって思ってしまいますし。
とは言え、それは画質の影響もあるかもです。古い作品は画質が悪いですから。デジタル時代になって画質が劣化しなくなると雰囲気も変わってくるのかな。
作品の雰囲気やデザインや演出、時代を感じさせる作品はその時代以降には廃れたものをふんだんに取り入れている物が多いです。エヴァにはそれが少ない気がしますね。私個人の感覚ですけど。つまりは普遍性がある。それが庵野監督の力なのでしょう。
と、エヴァ以前からアニメに親しんできた世代の私は思うのでした。エヴァ以降の世代からは古臭い作品だなって思われてるのかなー?
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