たとえばラストダンジョン前の村の少年が序盤の街で暮らすような物語
この作品はサトウとシオ氏のラノベを原作としたアニメですね。あ、勿論私は原作未読です。だから原作の雰囲気がうまくアニメ化されているかどうかは分かりません。コミカライズもされているそうですけど、当然そちらも未読です。アニメが原作ベースのアニメ化なのか、コミック版をベースにしているのかも分かりません。何もかも分かりません。ごめんなさい。
と言う訳で、原作比較なしの純粋なアニメ感想を書きますね。
このアニメはラストダンジョン前の村の住人が主人公です。ラストダンジョンの前と言う事は、村の住人もベテラン勇者並み強いハズですよね。そうです。この作品は主人公の能力チートの説得力をここに持ってきたんですな。
冬ラノベアニメは転生のあるなしに関わらず数値やスキルが当たり前の世界観の作品が多いのですが、この作品はそう言う要素がありません。だから見ていて純粋に物語を楽しめますね。スキル系はゲームっぽくなりすぎて、そこまで好きではないんですよ……(汗)。
この作品の特徴はよくアンジャッシュするところでしょうか。特に初期はその強さを主人公が自覚していないと言う事で、とにかく誤解が誤解を呼びまくっていました。絵柄もほわほわとしていて、展開的にもそこまでシリアスではない感じです。ジャンルで言うとコメディなのでしょうね。
もうひとつの特徴は各話タイトルです。ムダに長くて、それでいて割とセンスがあると言うか。私もこう言うネーミングセンスが欲しいなぁ。
話の展開はタイトルの通り、生まれの村では最弱だったために自分の強さに無自覚な主人公の少年ロイドが、普通の人の国で軍人になって様々な冒険を繰り広げると言うものです。展開が割とのんびりしているので、1クールでは大した冒険もしなさそうなのが残念。2クールかけてこののんびり珍道中を色々と楽しみたいです。そう思わせる雰囲気がこの作品にはありますね。
物語の流れは典型的な『俺何かやっちゃいました』パターンなのですけどね。今のところ、ロイドが苦戦したシーンがありません。村では最弱レベルなのに。一応、彼が兄と慕う少年が今後ロイドの前に立ちはだかりそうな感じで、そうなったら苦戦するかもなのですが、これはミスリードなのかも。
とにかく、1クールの尺の中では一度も苦戦しないかもなって感じです。分かりませんけどね。周りが苦戦している中で最後にロイドが現れてワンパンで解決的なお約束が完成しているからなぁ。
と言う訳でノーストレスな作品なので、そう言う作品が好きな人にオススメです。アンジャッシュ展開が好きな人も楽しめるかな。チート展開が苦手でなくて、キャラデザが気に入った人も楽しめるかも。
色使いもポップでアニメの質も悪くなく、お気楽に楽しめる良作ですよ。
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