スケートリーディング☆スターズ

 この作品は谷口悟朗氏原作のオリジナルアニメです。本来は2020年の夏アニメになる予定だったのですよね。それがズレにズレて翌年の冬アニメに。まぁ、このご時世ではよくある話です。時期がズレたので、同じ谷口悟朗氏が関わっているバック・アロウと同時放送になると言うね。ある意味奇跡のユニゾンですよね。


 で、このアニメの注目度はあまり高くないようで、ネット辞書にも大して情報は記載されていません。いつもなら十分語れるほどの情報量があるのに。ネット辞書に情報の少ないと、あれ? 面白くないのかな? と、怪しんでしまいますよね(汗)。


 ネット辞書を読んで唯一分かった情報は、このスケートリーディングが架空の競技であると言う事です。あたしゃてっきり実際にそう言う競技があるものだと思ってしまっていただあよ。このアニメを見るまでそう言う競技を知らなかったのは、最初から存在してなかったからやったんやね。


 で、その架空のスケートリーディングとはなんぞやと言う話ですが、団体でスケートの演技をすると言うものです。つまり、チームワークが重要になってくるのですね。この作品世界では高校の競技者しか取り上げていませんけど、世界大会とかプロの世界とかもあるのでしょうか。設定上はあるのかも知れませんね。少なくとも、オリンピックの種目にはなっていそう。


 スポ根アニメですからね。やはりそこは努力と友情と勝利なんですよ。主人公が熱血バカと言うのもお約束に忠実です。最初は協調性がないものの、やがてはチームメイトと息が合ってきます。王道ですね。

 ライバルは主人公が今までに一度も勝てなかった天才スケーター。多分最終回では彼のチームに勝って大団円なんやろなぁ。チーム競技と言うのもミソで、個人的には勝てなかったけどチームでは勝ったぞ的な収まり方になると予想しています。当たるかな。


 この作品でのスケーターは男子しか出てきません。レギュラーキャラに女子がいないんですよ。と言う訳で、この作品のターゲットが分かりますよね。分かりすぎるくらいですよね。ユーリオンアイスのヒットから着想を得たのかな? と邪推してしまいます。

 この作品が第二のユーリになるかどうかは、ネット辞書のテンションの低さから難しい気がしないでもありません。うーん。私、ユーリを見ていないので、ユーリとこの作品の人気度合いの違いの理由を分析出来ません。主人公の性格とか、なんでしょうか? こっちの主人公の性格は人の話を聞かないトラブルメーカーですからねえ。


 決してつまらない訳ではありませんし、私は楽しく見ています。でもいまいち盛り上がりに欠けているのも事実。一体何を足せばいいのでしょうね。そもそも、架空の競技と言うのがアレだったのかも。腐女子の皆さんが盛り上がりそうな要素ではあるのですけどねぇ。

 チーム競技の話ですが、ギスギスしてもすぐに仲直りしますし、見ていて不快な部分はありますが、しっかり報いも受けますので目を瞑れるレベルです。全然悪くないですよ。


 スポーツアニメでは標準的な展開ですので、スポーツアニメの好きな人、イケメン男子キャラがたくさん出る作品が好きな人にオススメです。

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