BEM

 この作品は妖怪人間ベムの現代風リメイク作品です。キャラデザインが今風になっちゃってスタイリッシュな感じ。ただ、人間体のデザインは変わってしまいましたけど、本来の妖怪人間の姿は昔と一緒――ではないですけど、まぁまあな化け物姿です。指も3本だし。


 妖怪人間ベムってこの間もギャグっぽい作風で復活してましたけど、意外とリメイクされているんですよね。オリジナルを1期とすると、1982年版が2期(途中で頓挫)、2006年版が3期、2017年版のコメディが4期、そして2019年版の今作が5期にあたります。

 同じく妖怪がテーマの鬼太郎が今6期と言う事を考えると(放送期間にかなりの差がありますけど)根強い人気の作品とも言えますよね。


 5期目のBEMのストーリーは、どこかアメリカっぽい雰囲気の架空の街、リブラシティで妖怪人間達が人間になろうと善行を積む話になっています。

 街は上流階級の人々の住むアッパーサイドとそれ以外の人々が住むアウトサイドに分かれていて、ベム達は当然のようにアウトサイドで生活しています。


 今回ベム達が戦うのはマッドな科学者が改造した元人間達。それと、リブラシティを影で支配する闇の議会の女ボス。女ボスと科学者に繋がりがあるのかどうかは今のところ不明。

 改造人間達がバーに集まって仲良くしているシーンはちょっとシュールですね。謎のハムスターの存在も気になるのだ。へけっ。


 作品自体の雰囲気はダークな世界観を漂わせているものの、登場する改造人間のセンスがたまに作品の雰囲気をぶち壊しているのは何故なのでしょう。

 今のところ一番ヒドかったのは2話に出てきたボウリング男。バトルシーンだけ抜き出したらギャグでしかありません。何だったのでしょうね、この敵(汗)。


 つかみが大切なはずの物語序盤の流れがあまり良くなかったのは残念でしたけど、中盤以降は作品の流れに沿って割と面白くなりました。ストーリー展開は話によって出来が良かったりそうでなかったりなのですが、それも楽しめるようになってきたかな。

 すごくいい作品とまでは行かないのですが、それなりの存在感のある作品と言った印象です。こ、個人の感想ですよっ。


 それにしてもこの作品のオープニングは最高だなぁ。このオープニングに負けない内容だと良かったのに(汗)。

 まだ話は途中ですし(※執筆時)、これから加速度的に面白くなるといいな。そうなると信じてますよっ。

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