何故プロの作品であかん作品が作られてしまうのか?
素人の作品がつまらないのは技術がないとか本人の性格とか情熱の空回りとか理由は星の数ほどに挙げられますけど、それで報酬を得ているプロの作品につまらないものが生まれてしまうのは何故なのでしょうね。
面白いつまらないだけで語る話なら個人的な好みの問題の可能性もありますけど、そう言うレベルじゃない作品も稀に登場してしまうじゃないですか。
特に集団制作のアニメにおいてはその質の低さが逆に伝説になる作品が結構な割合で生み出されています。1クールに1作は言いすぎだとしても、1年に1作も逆伝説を生み出さなかった年はありません。
これってどうして起こってしまうのでしょう。
1人で作っているなら欠点やら限界があります。集団で作っているならその欠点や限界を補える――そう、思ってしまいますよね。
今のアニメは制作体制があまりにもヒドいのでしわ寄せ的にあかん作品も生まれてしまう説も推していきたいところではありますけど、本当にそれだけが原因? と首を傾げてしまう作品がある事もまた確か。
ただ、人材が限られているが故にあかん人材が起用されてしまい、作品があかん事になってしまうと言うのはあると思います。後は製作期間の問題とか。
とは言え、お金を払って買って頂く作品があかん出来と言うのはどうなんだろうかと。出来が良くても売れない市場で出来が悪いとなると、全く商売にならないじゃないですか。
作品によってはクオリティが低いので放送を延期する作品もありますけど、その判断、私は正しいと思います。今のアニメは円盤が売れて何とか持ちこたえられる仕組みなので。
最近放送された(※執筆時)作品の中でヒドい出来のものと言えば、メルヘン・メドヘンと封神演義の2つが私の中でまっさきに挙げられます。この2作品の制作現場の状況は多分全く違うと思うのですけど、結果的に両方とも残念な事になってしまいました(※個人の感想です)。
あかん作品が生まれると、関わった人全員が不幸になってしまいますよね。
クオリティの低い作品が生まれてしまうのはある種の必然なのかも知れませんけど、これはヤバいってなったらどこかで修正を図れるような体制になって欲しいなと思います。再放送で繋いでクオリティアップを図るとか、あ、今でもそれよくやってましたね(汗)。
制作が間に合わずにあかん作品って言うのは時間をかければいいし、円盤時修正も期待出来るのですが、スタッフの暴走であかん場合は何もかもどうしようもありません。実際、こっちの方が問題なんですよね。円盤時修正も期待出来ませんし。
変な独自解釈が入ったり、カットしてはいけない部分がカットされたり……原作クラッシャーも別作品としてみればいい作品だと言うものならアニメ版の信者を生み出せますが、何もかもがおかしくなってしまうだけの真の意味でのクラッシャーも存在します。
どうして業界はそう言う作品を生み出してしまう人に仕事を与えてしまうのか……私には解せません。これ、業界の闇なのでしょうか?
多くの人が関わっているのに……と言うか、多くの人が関わっているからこそ駄目な作品も生まれる、それが結論なのかも知れませんね。いやはや、大変だなぁ。
うまくまとまっている気が全然しませんが、今回はここで終わりとさせて頂きます。拙文を最後までお読みくださり有難うございます(ぺこり)。
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