劇場版 七つの大罪 天空の囚われ人

 さてさてさぁて、この夏(※執筆時)は七つの大罪も映画になりましたね。原作ファンの私もホイホイホホホイと観に行きましたよ。この映画、ネタバレを廃して語るのは非常に難しいのですけれど、ファンの人には大満足な映画となっておりました。


 今回はラピュタみたいな天空に浮かぶ島が物語のメインとなる訳なんですけど、ファンタジーな世界観なので何故その島が浮いているのかの理屈的な説明はありません。なかった気がします。見落としていなければ(汗)。


 ラピュタみたいな展開には当然なりませんよ。天空島がじつは兵器だった、みたいな事はないです。そうなったら100%パクリですもんね。当たり前に天空に浮いている島です。そこに封じ込められた魔神族がいて、物語が進むと復活を果たして暴れまくるんです。これは予告でも語られていましたよね。


 その島には伝説があって、その伝説を信じた天空島の少年が島の危機を救うために行動を開始した所から物語が始まります。そこで七つの大罪と出会って今回の映画の冒険に繋がるんですね。


 これ以上語るのはネタバレ成分が大きくなるので今度は七つの大罪の活躍っぷりに話を移そうと思います。みんなそれぞれに見せ場があって、その強さがスクリーンに映えますね。映画に出てくる敵である黒の6騎士、予告ではそのリーダーが十戒より強いってうそぶいていましたが……いや、ここで敵の強さを語るとネタバレになりますね。ここで語れないと言う事で察してくださると幸いです。

 6騎士、みんな個性豊かで攻撃のバリエーションも多彩で、たまにギャグにも付き合ってくれていいキャラ達でしたよ。


 本当、この映画、予告では作品の重要な部分が語られなさすぎで、ネタバレしないようにするとちょっと語るべき部分が少なくなっちゃうんですよ。予告でもうちょっと語ってくれていたならもうちょっと語りやすかったのですが(汗)。


 この映画では七つの大罪キャラの中でも最大級サイズのあのキャラについて少しだけ謎が解けるのですが、アレって公式設定って事でいいのかな? 原作者も関わっているし、きっと本編でも後に語られる事になるのでしょうね。予想通りの展開になって原作ファンの私はニッコリでした。


 バトルもよく動くし、テーマも明確だし、映画なので各戦闘シーンも割と短めでサクサクと決着が尽くしで、ストレスの少ない作品になっていましたね。

 割と王道の作品テーマもセリフで説明するだけじゃなくて、しっかりキャラの行動に結びついていたので説教臭さもそんなになかったですし。


 映画の最後はコナン映画みたいにエンドロール後にしっかりお約束の落ちがついて、鑑賞後はほっこり出来ます。この映画を原作知識のない人が観るのは厳しいと思いますけど、原作ファンの人なら問題なく楽しめると思います。面白かったですよ。

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