インクレディブル・ファミリー
2018夏の話題の映画を語るシリーズ。今回はピクサーの話題作「インクレディブル・ファミリー」です。御存知の方も多いと思いますが、この作品は「Mr.インクレディブル」の続編です。前作は2004年に公開していたんですね。もう14年も前になるのかぁ……(遠い目)。
公開は14年後ですが、物語は前作から3ヶ月後の世界が舞台となっています。前作のストーリーを結構忘れていたのもあって、最初は頭の中にはてなマークも幾つか並びましたが、途中からはそう言うのは忘れて観ていましたね。先日(※執筆時)の前作テレビ放送を見て復習しておけば良かったかな。
あんまり語るとネタバレが多くなってしまうので出来るだけ語らないようにしますけど、映画予告を見て分かる通り、今回の映画で主に活躍するのは前作で頑張っていたパパではなくママさんです。パパは今回裏方で育児担当。悪戦苦闘する主夫ぶりも現代の世相を繁栄していると言えるのかも知れません。
ママさん事イラスティガールの活躍ですが、これがパパさん以上に優秀です。能力的にはゴム人間なのですけど、高性能のバイクは乗りこなすは、敵の攻撃をすぐに察知してヘリコプターから偉い人を無事に助け出すわ、謎の敵を見事に捕まえるはとスーパーヒロインぶりをこれでもかと発揮します。これらのシーン、躍動感とスピード感満載で本当に素晴らしいですよ。
パパさんの育児も最初は全くうまく行かなくて、それから徐々に子供達の頃を掴んでいく姿が丁寧に描かれていて、ほっこりしますね。テンプレですけどね。
その代わり、ヒーロー活動としては今作でのパパのいいところはあんまりないんですよね。もうちょっと活躍して欲しかったかな。と、思わなくもありません。
この映画の見所として次男の能力の暴走もあると思うのですが、数々のスーパー能力を発揮するものの、その威力はそこまで高くないっぽいです。その能力を使って劇中である動物と対決するのですが、結局ビビらせただけで終わってしまいますし。
まだ赤ちゃんですからね、そう言う設定にしたのでしょう。
映像的にもクオリティは高いですし、物語の展開こそ先が読みやすかったりもしますけど、お約束だから安心して楽しめますし、最後、クライマックスではハラハラ・ドキドキしますし、テーマも明確で、当然のように最後はハッピーエンド。勿論面白かったですよ。当然オススメです。
この映画の前に流れるお馴染みの短編作品もテーマは家族で、台詞がないのに最後は泣かせる展開が待っています。キャラの造形も含め、よく出来ていました。創作している人には物語の構成とか色々参考になる部分が多いんじゃないかな。
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