日々徒然趣味日記

七星のスバル

　この作品はラノベ原作のアニメです。主な舞台はＶＲＭＭＯのゲーム上で起こるのですけど、ゲームの世界だけが舞台じゃなくて現実の世界のパートもあります。よくあるゲームの世界に取り込まれた系ではないのですね。

　ただし、メインヒロインはゲームに世界の取り込まれ、しかもリアルでは死んでしまっていると言う設定です。物語の目的はこのヒロインを現実の世界に復活させる事にあるようですけど、もう火葬されて戻る体もないのに無理でしょって感じですねぇ。物語内の不思議な力で何とか出来るのかもですが（汗）。

　そんな感じで、この作品は簡単に言うとＳＡＯっぽい感じの物語にアレンジを加えて作られたような話とも言えますね。

　この作品独自の要素と言えば、まず主人公はゲームを一旦辞めていて最弱状態から始まる事。元仲間はそのままゲームを続けていて力はチート級。死んだはずなのにゲーム上では存在しているヒロインの謎。一緒に戦っていた仲間達は今はあんまり仲が良くない。そう言うところでしょうか。

　主人公が弱いって言ってもそれは設定上の話で、実際はそこまで弱い訳でもありません。ただ、これは元仲間は最強を維持している事に対しての比較対象としての設定なのかも。元仲間はチート級に強いので。

　そもそもゲームで死ぬと二度とログイン出来ないって設定なんで、主人公をホイホイと死なせる訳にもいかない事情もありますわな。

　舞台は今より少し未来の２０４０年。その割にあまり未来感はありません。なので現実パートで未来を感じるのはせいぜいゲーム機のビジュアルくらいのものでしょうか。そこにＳＦの未来感を期待しても仕方ないのかも。

　やっぱりこの作品のメイン描写はゲーム世界の方ですからね。

　まだ序盤なので仲間も集まっていないし主人公の立場は弱いしで、見ているのがちょっと辛い感じなんですけど、これから段々頼もしくなっていくのかなーと思いながら見ています。主人公が弱い設定から始まってはいますが、すぐに急成長していくのでしょうねぇ。そこはお約束ですし。

　作画的なアニメの出来は悪くないですね。キャラデザがあっさり系なのですが、絵が崩れる事もないので安心して見られると思います。演出も悪くないですし。

　私、作画の出来が悪かったら切ろうかなと思っていたので、それを思い止まらせるくらいにはアニメの質は高いと思います。

　原作はまだ続いているので当然アニメは途中で終わるのでしょうけど、切りの良いところでうまい具合に収まって欲しいですね。