秘法カバラ数秘術

 今回紹介するスピ本は数秘術の本です。数秘術、今ではかなり有名ですけど、この本が出た当時、約30年前は余り知られていないマイナーなものでした。

 知らない人に簡単に説明すると、数秘術とは名前や誕生日を数字に変換してその数字で傾向を読む占いの一種です。カバラと冠がつくようにユダヤの神秘思想がベースになっています。この本にはエヴァで有名になった生命の樹も載ってますよ。


 最近のバラエティ番組とかで誕生日を数字に変換するやつはたまに登場しますよね。数秘術って言うのはアレです。例えば1973年1月28日産まれなら


 1+9+7+3=20 2+0=2

 1(1桁なので無変換)

 2+8=10 1+0=1

 後はこれらの数字を足して2+1+1でこの人は誕生数が4になると言う訳です。かーんたん!


 誕生数4は簡単に言うと真面目で孤独な性格の持ち主となります。この本には誕生日だけでもその数字の運勢の傾向が書かれています。

 28日産まれの人の運勢は怪しい魅力を秘めた強運の生まれと書かれています。


 名前の変換は名前をローマ字にしてアルファベットの毎に割り当てられた数字を同じように一桁の数字になるまで計算して結果を出すものです。

 私の場合の姓名数は5になります。この数字の人の運勢の傾向は二面性を持つ人物で八方美人的な面があり、直感力が優れているとあります。あ、当たってるぜ……。


 この本で必要な情報は誕生日と名前だけです。その2つで深層の運命(誕生数)、表層の運勢(姓名数)、運命の傾向(姓名数の分析)、運気の流れ(誕生数の分析)、恋愛の傾向(誕生数)、出会いの可能性(誕生数の分析)などが分かります。


 何故占いの本がスピ本なのかと言うと、この本が魂のレベル向上を目的に書かれているからです。ちなみにこの本の著者は前回紹介した超人覚醒法の斉藤啓一先生です。当然のように学研ムースーパーミステリーブックスです。超人覚醒法を買った時と同時期に購入しました。棚に二冊仲良く並んでいたような記憶があります。


 この本を買った当時、私は占いに凝っていて、マイナーな占いの本ばかりを買っていましたね。天邪鬼なのでメジャーなものには食指が動きませんでした。筮竹やらサビアン占いやらクリスタル占いの本などを購入しましたヨ。

 最初こそそれらの本を読んで熱心に占ってみるものの、すぐに飽きたのも今ではいい思い出。基本的に熱しやすく冷めやすいんです私。この傾向、今でも変わってないなぁ……(遠い目)。

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