EX(Ⅰ)4.5話三星家の食卓。Ⅰ
「ふぅー。仕事疲れた♪」
と、俺は、バイクを家の駐輪場に停め、エンジンを切り、家に帰った。
俺、三星梨桜は、両親の乗る軽自動車の背後をきっちりと道交法を守りつつ、ついて行った。
「ただいまー。」
っつっても親の着いた直後に到着したんだけどね。俺は、バイクの
「梨桜兄ぃ♪おかえりー♪」
「ただいまー。真理亜。」
と、俺は、三つ年下の妹の
「梨桜〜?着替えて晩御飯食べに来なさいよ?」
「はぁ〜い。今から着替えるー!」
と、俺は、言い、着替え始めた。
「梨桜兄ぃ♪ご飯食べたら勉強教えてー♪」
「良いけど?」
と、俺は、言い、部屋の扉を開けた。
「梨桜〜。現国宿題あるんでしょ?」
「ううん?あったけどやってある。」
と、俺は、言った。
「凄ー!」
「んで、真理亜、どこの学校受けるの?」
と、俺は、ご飯を食べながら言った。
「藤堂学園!」
「マジで?」
と、俺は、言った。
「制服可愛いし♪でも梨桜兄ぃは、なぜ制服着ないの?」
「俺は、準公務員。一応、非番の日は、必ず制服着るよ。大抵非番の日来ないけど………。」
「そっか……。超能力事件多発してるもんね。」
「なんだかんだ無能力事件にも巻き込まれるんだよね………。俺………。」
と、俺は、言った。
「なんという不運を梨桜は、ずっと………。」
「まっ。慣れてんだけどね。楽しんでるし♪」
と、俺は、言った。
「えっ!?」
「どうかしたの?親父。」
と、俺は、言った。
「俺の不幸体質を遺伝してしまってスマンな。」
「だから気にしてねぇーし!」
と、俺は、言った。
「勉強教えてよぉ〜。」
「おぅ。あっ。そう言えば。」
と、俺は、言った。
「うん?どうかしたの?梨桜兄ぃ。」
「入学したら超能力検査があるからそこの所よろしく。」
と、俺は、言った。
「そうなんだぁ………。私、無能力者じゃないかなぁ。」
「それは、分からないよ?俺だってそうだったから。」
と、俺は、言った。
「へっ!?」
「うん。」
と、俺は、言った。
「梨桜。呼び出しだ。行くぞ。」
「へっ!?俺の携帯鳴ってないけど?」
と、俺は、言った。
「鳴ってるはずだが?」
「嘘!!鳴ってたし!!」
「行くぞ!」
と、親父は、言い、車の鍵を持ちそそくさと出た。
「悪ぃ!明日かも知んない。」
「良いよ。行ってらっしゃい♪」
と、俺は、真理亜に見送られ、家を出て警視庁に戻った。
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