第4話 千代田鳳銀行C-015本店強盗事件発生(4/9)
数分後、少年達は、警視庁の駐車場からバイクに乗り巡回をしていた。
「梨桜さん。燎さん達は…?」
「燎達は…巡回するグループと本部待機のグループに分かれるんだよ。何かあった場合に本部にいなかったらダメじゃん?つうことよ。」
「ありがとうございます。あっ。梨桜さん。あれ…。」
と、飛鳥は、人だかりができているとある建物に指をさしながら、言った。
それは、千代田鳳銀行C-015本店だった。
「何か有るのかね?えっ?
と、少年は、言い、
「バレないですか?」
「大丈夫。」
と、少年は、言った。
「誰だ!?」
と、捜査本部用車の窓から顔を出した男性は、言った。
「「警視庁超能力捜査課捜査本部所属の三星梨桜と同じく桜南飛鳥です。」」
「梨桜か。今から超能力捜査課に連絡しようと思ったところだ。」
「えっと………こちらは、山崎宗興警部。俺の親父の竹馬の友なんだよ。俺は、子供ん時、よく竹刀で叩かれたよ。」
「よく竹刀でって叩くかよ。」
「警部。何かあったのですか?」
「見ての通り。銀行強盗だ。犯人グループの人数不明。超能力でシャッターが下ろされ人力では上がらない。ここに透視能力者がいれば………。」
「私、透視能力者です。」
「分かった。こちらは、応援頼む。」
と、山崎警部は、言い、電話で超能力捜査課捜査本部に応援を頼んだ。
「んじゃ。私透視してきますね。」
と、飛鳥は、言い、銀行の中を透視し、中にいる人質、犯人グループの人数を数えて戻って少年達に伝えた。
その三十分後に超能力捜査課捜査本部全員が揃った。
「あのぉ?梨桜さん?」
「どうしたの?」
「人質の中に気になる人が………。」
と、飛鳥は、言い、仮想情報媒体で人質の中の気になる人の情報を少年に見せると、少年と山崎警部は、驚いた。それは、少年の父親で行方不明だった三星敦夫本人だからだ。
「梨桜。作戦決まった?」
「おぅ。瑠花さ?俺が右手の親指を突き出したら恭が拳銃だけテレポートさせるのと同時にシャッターを上げてくれない?俺は、最初からサイコキネシス全開で行くから。飛鳥は、ここで待機ね。お疲れ様♪ありがとう。」
と、少年は、作戦を発表し、超能力捜査課捜査本部のメンバーで強盗事件解決へ時を進めた。
-三十分後-
「親父!助けに来たよ!」
と、少年は、父親の敦夫に背中を向け言った。
それから十二、三分で強盗事件が解決した。
「敦夫!」
「宗興!」
「親父!母さんがどんだけ心配してるか分からん!?」
「梨桜か?随分変わったなぁ。」
「もう!知らん!!!バカ親父!!!行くよ。飛鳥!」
と、少年は、言い、バイクに跨り、警視庁超能力捜査課捜査本部室に戻った。
それから数時間後、サイバー犯罪対策部超能力捜査課捜査本部支援課に少年は、父親、飛鳥を連れて行った。
「梨桜?どうしたの?えっ!?あなた!?今までどこにいたのよ!?!?」
と、少年の母である、
少年達、超能力捜査課捜査本部メンバーは、ドリンクタイプのお薬を飲み
「そうだ。飛鳥さ?お薬どんな味が良い?俺とかは、フルーツミックス味だけど?」
「どんな味があるんですか?」
「フルーツミックス味、炭酸味、緑茶味、麦茶味、スポーツドリンク味の五つだよ。」
「私、フルーツミックス味で! 」
「OK!母さん。フルーツミックス味の透視能力のお薬無い?」
と、少年は、サイバー犯罪対策部超能力捜査課捜査本部支援課内の冷蔵庫から自分のお薬を飲んだ。
「明日からの分、注文しておくね。今日は、梨桜から貰ってね。」
「あっはい。」
「あんじゃん。ほい。」
と、少年は、言い、透視能力用お薬を飛鳥に渡し、両親の所へ戻った。
「親父!超能力捜査課捜査本部に行く?このフロアの上だから。」
「待ってくださぁーい。」
と、飛鳥は、言い、お薬を飲み、少年の所へ行った。
また、それから数分後3人は、超能力捜査課捜査本部に戻った。
「ここが、梨桜のいる超能力捜査課捜査本部かぁ。」
「だけど?」
と、少年は、言った。
「広いんだな。」
「それは、もちろん!
「お前らも聴取するのかよ?」
「あぁ。するよ。ごく偶にだけど。」
と、少年は、言った。
「ホントにたまたまですよ。三星警部。」
「親父って警部なの!?」
と、少年は、言った。
「だが?」
「まっいいや。んじゃ、俺は、自販機で
と、少年は、言い、父親から離れた。
「三星警部。厳密に言うと、私達超能力捜査課捜査本部1係でして。」
「1係!?なにそれ!?」
「1係は、捜査・巡回がメインでございまして、取り調べ…聴取というのは2係がメインでございます。でも2係も捜査や巡回にメンバー全員で出る時がございましてその時に私達、1係が聴取を行います。」
「他には3係などはあるのか?」
「はい。3係ございます。3係は鑑識です。殺人事件…主に超能力を使用しての殺人事件をこの場合に指しますが、私達1係のサポートをしてくれます。5係は科捜研でございます。私は、行ったことは無いですが、梨桜さんなら行ったことあると思います。」
「ん?呼んだ?」
と、少年は、飛鳥が説明している間に買ったオレンジジュースを飲み干し、空き缶のゴミ箱に捨てながら言った。
「梨桜。科捜研行った事あるのか?」
「あぁ…。うん。時々、行くよ?山崎宗興警部にもよくそこで会うし、科捜研の所長に用があればだけど…。」
と、少年は、言った。
「あるのかよ…。」
「時々だけど?さて、他になんかある?あっ。そうだ、何も用がないのに母さんの所に行かんでね?こっちに迷惑がかかるんだから。OK?あとは、俺はのんびりマンガでも…。」
と、少年は、言い、
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