第2話 A-258監禁暴行事件。(4/8)

「課長!こちらです。」

と、少年は、バイクから降り、制圧銃を構えた。

「「「「本部長。おはようございます。」」」」

「おはよう。」

「本部長。被疑者は、10名います。不良集団スカンピアの面々だと思われます。」

「ありがとう。」

と、本部長もとい、宇治原双葉ウジハラフタバは、言い、通信を終え、指示を伝えた。

その指示とは、少年と燎は、正面から、恭、煌は倉庫西口から、瑠花と匠、双葉は、倉庫北口から突入という指示である。

抹殺キラーモードは、危険と感じた時に撃つ事。」

「「「「「「はい。」」」」」」

と、少年達は、言い、静かに持ち場に移動した。

突入したのは、ほぼ同時だった。

「梨桜!」

と、燎は、言い、少年右側のスカンピア構成員に向け発砲した。

弾丸は、構成員に着弾し、構成員の身柄を拘束するようにした。

「ちくしょ!よくも柘植リーダーを!!」

と、スカンピア構成員Bは、鉄パイプを振りかざし燎を殺そうとした瞬間、この倉庫だけが時間が止まったかのようになった。それは、少年の超能力サイコキネシスを発動したからであった。

「うぐゎ!?」

「なめんな!」

と、少年は、言い、制圧銃を発砲した。

すると、スカンピア構成員Bは、柘植と同じようになった。

「リーダーさん、なんか言いたいことある?」

と、少年は、制圧銃で制圧されている柘植に対して黒い笑みを浮かべ告げた。

柘植は、何も言えなかった。その時には、すべての仲間が少年の仲間に制圧されているからだ。

被害者マル害確保しました!病院で手当ての用意をさせます!」

タクミは、双葉に言った。

「本部長。警察車両AP-508PX救命救急車両BP-908LX出動申請をお願いします!」

と、少年は、言った。

警察車両は、山の程あるが、その内の警察車両AP-508PXとは、超能力者用護送車である。

その車は、通常の護送車とは違い、超能力者が超能力を使用し、車内で暴れようとしても西暦9900年から全世界に広まった超能力拒否アンサイコシステムによって暴れられない。

その20分後、警察車両AP-508PX救命救急車両BP-908LXが到着し、柘植らスカンピア構成員10名が、警察車両に連行され、被害者の女子高生が救命救急車両BP-908LX乗せられ病院へ移送されていくのを少年達は倉庫内から見送った。

-その頃警視庁超能力捜査課-

「一件落着ですね♪」

「だな。緊急指令で呼び戻すか…。」

「総監…それだけは…。」

「冗談だ。繋げてくれ。」

「はい。」

と、柚奈は、言い、現場と通信を繋いだ。

「本部長!皆さん。帰ってきてください。」

「待ってるぞ。」

「「「「「「「はい。」」」」」」」

と、少年達は、言い、それぞれの移動手段で警視庁に戻った。

数分後、少年達は、超能力匣サイコ・ボックスに柘植達の超能力を移した。

「お疲れ様。」

「で………。総監?自分に何か?」

と、少年は、言った。

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