ザ・フラッシュ

 この映画はDCコミックのヒーローを主役にしたアニメで、他のDCヒーローとの共闘作『ジャスティス・リーグ』の流れを汲んだ話ですね。マーベルのアベンジャーズのDC版的な。

 んで、私はジャスティス・リーグシリーズの映画を観るのは今回が初です。だからほぼ何も分からん状態で観てきました。ミリしらなのでぽかーんですよ。


 フラッシュってジャスティス・リーグにおけるスパイダーマン的な立ち位置のキャラなんですね。若者故の暴走を体現していると言うか。頭もいいし。それと結構お喋りだし。でも普段は上手く喋れない。そして色々押し付けられて気苦労が絶えないキャラ。

 今回はフラッシュが主役なだけあって、ジャスティス・リーグのヒーローは有名キャラが登場するだけでしたね。バッドマンとスーパーガール。顔見せ程度にアクアマンとワンダーウーマン。それだけです。フラッシュの映画だからね、仕方ないね。


 で、あらすじで分かっている部分は語ってもいいと思いますけど、フラッシュが過去を変えた事で未来が変わってきます。この作品のテーマは過去は変えちゃいけんと言うものなんですよね。フラッシュがその事を自覚するまでの話なんです。ある意味ハリウッドのヒーローモノらしくない展開で印象に残りましたね。


 こう言う流れの作品なので、最近のアベンジャーズのマルチバース展開に対抗したんかなと思ってしまいました。別の世界線での戦いがメインですから。ただ、この問題はこの作品内で解決しちゃったから、今後もこの要素が絡む展開があるのかどうかは不明です。ただし、可能性は示しちゃったので絡む展開もあるのかも。


 ほんのちょっと行動を変えただけで過去の自分は別人のような性格になるし、かつての仲間も存在しなかったり別人に置き換わっていたり。この映画では過去と未来のフラッシュが共に行動するんですけど、ラストでのこのフラッシュ2人の共闘は中々にエキサイトしましたねえ。

 SFX表現はスケールが大きくて流石の一言でした。ただ、この映画でもバッドマンが有能すぎて主役を食ってましたね。フラッシュが大活躍したのはラストシーンくらいだったかなぁ。ストーリー的にはしゃーないのですが。


 この映画、ヒロインが美人じゃないんですよね。素朴で人の良さそうな人と言う感じの人でした。これって昨今のポリコレに配慮したのでしょうか? スーパーガールの方は可愛くてスタイルがいいんですけどね。ここはきっと譲れなかったんだろうなあ。うん、分かる。そこは絶対変えちゃダメですよね。

 面白かったかどうかで言えば、個人的にはなるほどなって感じでした。フラッシュのファンだったら楽しめるのかなと思います。もっと詳しい感想も書きたいのですけど、壮大なネタバレになってしまうので書けないよっ!(涙)

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