物質はアナログで精神はデジタル?
電脳世界ってあるでしょう。存在しない世界。計算上にだけ存在して、理論上劣化しないデジタルな空間。物質はコピーすれば必ず劣化しますけど、計算だけの世界ならずっと正確に全く同じものが複製出来る。
デジタルと想像の世界は似ていますよね。どちらも存在しないと言う点においては。
想像の世界を実現化するには実際に行動をしなくてはいけませんし、その場合は想像の通りに行かない事も多い事でしょう。何故なら、リアル世界はリアル法則に従って構築されているから。質量が存在していて、それぞれがかっちり確定しています。その法則事態を捻じ曲げる事は出来ません。もし改変が出来るとしたら、人以上の存在でしょう。今のところは。
この世界は法則に縛られながらそれを利用する事で発展してきましたし、これからもそれが続くものと思われます。
で、精神世界です。人は嘘がつけます。心は自由に広がります。そうして、色んなものから影響を受けます。更には新たに生み出す事すら出来ます。人が増えるには1人では無理だと言うのに。嘘と閃きと欲望と愛で、精神世界はどこまでも広げる事が出来るのです。物理法則にも縛られる事もなく、ただただ自由に。
精神世界と電脳世界は似ていますよね。どちらも計算で成り立っています。何故なら、脳は有機コンピューターだから。そう言う意味で言えば、私達の存在は天然のAIとも言えます。もしかしたら霊界と言うのは神様の作ったある種の電脳空間なのかも知れません。この世界はシミュレーション説って、そう言うところから発想されたのかも。とか何とか。
シミュレーションの世界では、数値をいじる事で様々な設定を作り出す事が出来ます。この現実世界の法則もまた、神様がそう設定した世界かも知れません。アナログ世界を作り出す。この世界を実在させている法則が解き明かされていけば、私達はさらなるレベルに到達する事も出来るのでしょう。
この間(※執筆時)、横浜駅SFの作者でも有名な柞刈湯葉先生のnoteの記事を読んだんですよ。ワクチンについて説明しているエラい人の論文的なやつを和訳した内容です。詳細は省きますけど、最新のmRNAワクチンの仕組みって細胞に直接命令を組み込んで抗体を作っちゃうみたいなんですね。それってもうプログラムじゃん。人体もまた機械だったんだなって思いましたよ。
自分でゼンマイを巻く機械人形――全ての生き物が――。つまりは神が作ったとはそう言う意味だったのだなと。
などと、そんな事を考えてみたりもしたのでした。
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