野性の呼び声
久しぶりの映画日記です。って言うか、別にこの雑記は映画感想に特化したエッセイではないのですけどね。最近は映画ネタしか書く事がないのじゃよ……。
で、観てきた映画はハリソン・フォードが渋い『野性の呼び声』です。この作品ね、老人と犬の冒険がメインに思うじゃないですか。予告編でもそう言う感じに編集されてますし。ただ、このイメージを持ったまま観に行ったらちょっと期待を裏切られますよ。
飽くまでもこの映画主役は犬のバックです。フォードは中盤ぐらいになってやっと出てくるんですナ。
このワンちゃん、最初はすごいワガママ犬なのですけど、売られしまって様々な経験を積む事で立派に育っていくんですね。途中では犬同士の喧嘩のシーンもあるのですが、このスタッフなら実写版の『銀牙 ―流れ星 銀―』を撮れると思いましたね。結構な迫力でしたよ。
昔だったらこう言う映画、すごい訓練された犬だなーすごいなーって思ったのですけど、今の時代、実際の犬に演技させる必要はないですからね。しかもディズニー映画(20世紀フォックス)なんですよ。分かるでしょ。
どう考えても動物達は全部CGです。有難うございます。
いや制作秘話とかは知らんので、一部は本物の犬を使ってるかも知れんのですけど、あの映画の芸達者すぎるワンちゃん達を見ていると、これきっと全部CGだよなあって勘ぐってしまうんですよ。
実際、動きがリアル犬にしては不自然だなって思うシーンもあったりしますからね(汗)。
しかも、監督がまた今までアニメ監督をしていた人ですからねぇ。『スティッチ』や『ヒックとドラゴン』の監督さんです。ほら、ワンちゃんがオールCGでもちょっと納得しちゃうでしょ。ま、確認して書いている訳ではないのですが(汗)。
話がワンちゃんばかりに偏っていますけど、話も古き良きアメリカの古典名作らしく、いい感じでしたよ。スクリーン一杯にものすごい勢いで襲いかかる雪崩のシーンとかすごいド派手でしたし、豊かな自然のシーンもありますし、犬同士のバトルシーンもありましたしね。
で、フォードなんですけど、夢を失った砂金採りと言う設定でね。犬のバックと出会ってから亡き息子の夢を追って冒険に出るんですよ。やっぱりこの冒険のシーンがね、この映画で一番心がワクワクするところなんですナ。
バックはそれ以前にも様々な経験を積んでいて、フォードと出会う頃にはもうすっかり頼れるいい犬になってるんです。なのでフォードとの相棒感がね、いいなあって思えるんだなぁ。こんな犬と冒険に出られたら最高だろうなぁ。
監督がアニメ監督だけあって、ギャグっぽいシーンではリアル犬のままカートゥーンみたいな演出をしていたりするんです。実写版トムとジェリーもこの制作スタッフならきっと作れますよ。いやはや、CGの可能性は無限大ですぜ。
肝心の作品の面白さについてなのですけど、古典の名作だけあって王道の物語なんですよね。変な捻りもなく、純粋に面白いです。だから、そう言う話が物足りないと思う人には向いていないのかも。
冒険にロマンを感じる人、壮大な自然を感じたい人、犬好きな人にオススメです。
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