フリマサイトとか現代の闇市やね
先日(※執筆時)『この世界のさらにいくつもの片隅に』をぼうっと思い出していたのですけど、そこで闇市のシーンが何故か頭に浮かんだんですね。闇市、市場に出回ってはいないものが全て手に入ってしまうヤミの市。大抵の欲しい物が手に入る代わりにお値段は馬鹿みたいに高い――。
あれれっ?
そう、現在、ネットオークションやフリマサイトでマスクとかの高額転売が問題になっていますよね。あれって闇市だったんだなって。オープンな場所でやっているので『闇』って言うのも少し違うのかもですが、使われ方は闇市そのものです。
限定品とか入手困難チケットとか、生産終了したアレやコレやとか……。ネットを漁れば大抵の物は売りに出されていて手に入れられます。高額なお金と引き替えに。
ああ、闇市だなぁ。実に闇市だ。実は今は戦時下なのかも知れない。とか何とか。
先日(※執筆時)、某議員さんがマスクを転売したとかで騒がれてましたけど、あれは転売じゃないですよね。在庫処分ですから。市場の流れに合わせた高額販売です。
あの方法については褒められたものじゃないですけど、アリかナシかで言えばナシよりのアリのような気はします。倫理的にはともかく、法的には問題はないかなと。抜け道的なアレではありますけどね。
とは言え、やらかしたのが議員さんですからねぇ……。失うものの方が大きかった事でしょう。全く、馬鹿な事をしたものですナ。
許せんのは定価で買い占めて高額で売る本物の転売ヤーですわ。今も替え玉販売とか、どうにかして法に触れずに高額で売ってやろうと知恵を尽くしてますけど、そう言うのをやっているといつかその報いが来るやも知れませぬよっ。どうかお気をつけあれって事で。
戦中戦後の闇市は必要悪と言うか、それで助かった人も多くいた訳ですけど、今の転売屋さんのアレは転売ヤーが楽して儲けようとしているだけの不必要悪ですぜ。
せめて生活必需品は出品禁止とか、異常に高く売るものは禁止とか、サイト側で制限をかけて欲しいものですなあ……。
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