旅猫リポート
映画の予告を見た時から、これ最後悲しいやつだなと予想出来た作品ですけど、実際に映画を観たらそれに輪をかけて卑怯なほどに泣かせに来る作品でした。ここを書いちゃうとネタバレになっちゃうので詳しくは書けませんけど、本当にこれでもかと言うほどにお涙頂戴な展開が待っていますよ。観る時はどうかハンカチを忘れずに。
映画の予告で見た時にナナさん役のにゃんこがロボットっぽく見えて、本当にリアルなにゃんこなのかなとちょっと疑っていた事があったのですが、映画を観てみるとちゃんとしたにゃんこさんでした。疑ってゴメンナサイヨー。
この映画の感想、ちょっとでも書くとすぐにネタバレになってしまうのであんまり詳しくは書けません。書けるとしたらナナさんがすごく芸達者で、すごいなーアニマルトレーナーってと思った事くらいです(汗)。
主人公の悟がナナさんを連れて旅をするのはナナさんを任せる人を探すためなのは予告編を見れば分かると思うのですが、その任せようとした人は悟の友人達でそれぞれにエピソードを持っています。そのエピソードによって様々な悟の思い出が語られるんです。子供時代の事、高校生の頃の事、そうして――。
それらの語られるエピソードは大抵微笑ましいものなのですが、最後には必ず涙腺崩壊オチが待っているんですよ。何これ、卑怯だよっ。実際一緒に見ていた隣のお客さんは泣きのシーンで必ず泣いていましたからね。私もシーンによっては溢れ出る感情を制御しきれませんでした。
悲しくて暖かくて不幸で幸せなお話です。正直ネタを詰め込みすぎって思うのですけど、それが不自然に感じられないって言うのがすごいです。映画で詳しく語られない人のエピソードって原作だとちゃんと描写しているのかな? とか、そんな事も思ったりして(汗)。
ナナさん、本当に芸達者で可愛かった。ナナさんと暮らしていたならそりゃ一緒に連れて旅に出る気持ちも分かるなって感じです。
あ、ナナさんばかり絶賛していますけど、勿論人間の俳優さん達の演技も素晴らしかったですよっ! 彼らの演技が自然だからこそ泣けるシーンで素直に泣けるのですからねっ。ネコ好きの方や泣ける作品が好きな人にオススメです。
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