　いやあ、観てきましたよ実写版銀魂２。正直福田監督版銀魂となってましたけど、１と比べたら１の方が銀魂っぽかったけど、原作に忠実じゃないとやだって言う人以外は結構楽しめたのではないかなと思います。

　私も不満な部分はあるんですよ、何でああ言う演出しちゃったのかなって部分が。ただ、だからってその一点だけで評価を下げる事はしたくないかな。その演出以外はアレンジ含めて楽しんで観る事が出来ました。

　銀魂はギャグな日常とシリアスなバトルが渾然一体となっていて、そこが魅力でもあるのですが、映画になると最後は絶対バトルで終わるんですよね。

　日常シーンのギャグが面白いだけに、バトルはまぁどこかで見たような感じになっちゃってね。それは仕方ないんですけど。

　それと、ここのバトル部分で邦画の限界が見えてしまうのは正直残念と言うか何と言うか。銀魂のバトルって少年漫画らしい派手派手バトルになるので、どうしてもＳＦＸの割合が高くなってチープさが見えてしまうんですよねぇ。銀魂１の時もそうでしたけど。時間と予算があればもっとまともになるのかな？　

　でも、そのチープさが逆に銀魂っぽくていいのかも知れませんな（謎）。

　２で活躍するキャラに将軍の徳川茂茂がいるのですが、今作の体を張った演技担当になっていました。これ以上は書けませんが、どうか劇場で確かめてみてください。

　将軍と言えば原作の床屋のシーン、ああ言う形で実写化するとは……展開を知ってる人も知らない人も笑えるんじゃないかな。

　銀魂１でも原作以上のパクリシーンを盛り込んでいましたけど、今作は１以上にパクリシーンが無理やりねじ込まれています。トッシーのオタク化を治そうとしたあるシーンで、別アニメの実写がヨシヒコばりな低予算で展開した時はどういう顔をしていいのか分かりませんでした。あれ、一応許可は取ったんでしょうね。笑えると言うより大丈夫かなって心配になったり。

　そうそう、２でもジブリパロがあって、それがまた強引すぎてもう笑うしかありませんでした。もし３が作られる事になったらまたジブリパロやらかすんでしょね。

　映画のオリジナル展開はトッシーがオタクになった経緯。他にもあるのですが、一番大きなのはコレですね。新選組動乱編と上手く融合させていて、あれ、原作もこんな話だった？　と思ってしまいます。原作はどう言う展開だったっけかなぁ？

　このラストの激しいバトルがですねぇ。色々とアレなんですよ。色々とアレなんですけど、銀魂だから許されるって言うか、細けえ事はいーんだよって感じです。これで伝われば幸いです（汗）。

　福田監督流のギャグが冴え渡るこの銀魂２、まだまだ言いたい事はあるのですが、語ると確実にネタバレになるので、最後に一番私が笑ったシーンを書いて筆を置きたいと思います。

　それは映画の冒頭です。本編が始まる前の。最高に笑いました。何回ワーナー・ブラザースのロゴ出すんだよって言うねｗｗｗ