大人の嗜みを嗜まないから大人になれない?

 私はあまり世の大人が嗜むものを嗜んでいません。酒もギャンブルも女遊びも。何か大人の男性の遊びと言うとこの3つが代表で出てきますよね。


 何事も経験と言いますか、そりゃ経験しなくても出来る人は出来るのでしょうけど、確かに経験すると変わるものはあるでしょう。人生は経験の連続です。ある意味経験するために生まれてきたと言ってもいい。その経験の濃淡と元からの気質がその人を形作るとも言えます。親は子を育て、また子は親を育てるように。


 話を戻すと、私が世に言う大人の考えに至れないのは、どこか子供っぽいままなのは、大人の嗜みを嗜まないからなのかなぁと。通過儀礼ってありますよね。ああ言うのってやっぱり必要な気がしますよ。


 今の時代はそう言う古いものをしなくていいようにいいようにと言う流れが続いていますけど、何もしなくていいよ、無関心でいいよってなっていったら精神的に未熟な自分みたいなダメ人間が量産されていくのではないのかなーって。


 私は私でそう言うのはとっくに受け入れてますけどね。どこかで後悔する人、あの時ああすればよかったって思う人、出てくるんじゃないかな。いや、現実にそう思う人って多いんじゃないかなって。逃げた分のツケですよね。因果応報。人は壁を超えないと成長しないんです。そう考えるとトラブルも有難い存在です。


 おおっと、話がくるっと裏返ってしまいました。テーマは大人の嗜みでしたね、ええ。と言う訳で話を戻しますよ。


 お酒を飲まないとお酒の楽しみが、お酒の苦しみが理解出来ません。誰かの話を聞けば知識としては分かるでしょう。ただしそれは他人の話です、自分の話じゃありません。ギャンブルもそうです。ギャンブルで身を持ち崩した人、これはよくありませんけど、少しくらいの痛い目は後できっと役に立つ事でしょう。そして恋愛関係。恋多き人は人とのコミュニケーションが得意なのではないでしょうか? すぐに人と仲良くなったり他人の、特に異性の気持ちに敏感に気付けるスキルを身につけていると思います。


 大人に許された嗜みと言えば後はタバコしょうか? タバコは……うーん。今吸ってない人は無理に吸う必要もないのかも。ただ、タバコを嗜んでいる人やかつて嗜んでいた人はタバコを吸う人の気持ちは分かるでしょう。これもある意味利点と言えば利点です。


 普通に生活しているなら、これらの嗜みはしてもしていなくても、特に何らかの不利益にでもならない限り気にしなくていい事なのかも知れません。あ、恋愛関係はあんまり経験がないと変な人に引っかかる可能性もあるから気をつけた方がいいのかな?


 で、やはり創造する人は色んな人の人生を表現する訳じゃないですか。だからこそ、知っている事が多い方が表現する時にそれが有利に働くんじゃないかなと。そんな事を考えたのです。たとえ一生童話を書くと決めたとしても、親の人生を表現する時にそう言う知識は多少なりとも役に立つ気がしますしね。

 あ、ずっと子供しか出てこない作品を書けばいいかも! ネバーランドや!

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